今はそれほどでもないですが、高校くらいまでの私は、周りよりも歩くスピードが遅かったです。
友達とお喋りしながら歩きたいのに、みんな歩くのが早くて…追いつくのに必死でした。
周りの友達の歩くスピードは、私の早足位のペース。
最後は友達に追いつくのを諦めて、後ろの方からついて歩いてくる先生と一緒に歩くのが定番でした。
小学生の頃は、体育の授業でよく周りの足を引っ張って、その度に周りから文句を言われるので、それが嫌で仮病を使いまくった事もあります。
当時、小学3〜4年生の私の仮病を担任の先生が気づかないわけがありませんでしたが、有り難い事に何も言わずにいてくれました。
通知表にも、「"体育を休みたい"、と言う事が増えましたね」と書く程度。
高学年になると、運動会の騎馬戦・組体操をどうするか?という問題も出てきました。
私の小学校は、5年生で騎馬戦、6年生は組体操でした。
騎馬戦は母の心配をよそに無事、安全に行う事ができましたが、組体操はさすがに親娘共に悩みました。
私が怪我をする危険性も勿論、私が参加する事で、周りの子に怪我をさせてしまう危険性が、騎馬戦の時以上に高かったからです。
私と母は相談して「組体操には出ない」という決断をしました。
学校側…担任もそれに納得してくれると思いましたが、「小学校最後の運動会!何としてでも組体操に出させたい!」という想いがあった担任は、予想外の行動に出ました。
運動会本番数日前に、最後のクライマックスの段階で出て来て、演技に加わるように言われました。
嫌で嫌で仕方ありませんでしたが、頷くしかありませんでした。
運動会本番で感じた多くの視線は、苦痛で堪りませんでした。
高校では、体育の授業の一環で泊りがけのスキーの授業がありましたが、私はスキー未経験。
若い頃にスキーを経験していた父には「無理だからやめなさい」と言われました。
"何かあったら危ない"、という親心もあったと思います。
そこで、お世話になったOTの先生に相談のメールをしました。
「"アウトリガー"という道具があれば、YOSHIMIちゃんもできるかも知れないけど、どこのスキー場にもあるとは限らない」との事。
悩みに悩んだ末、私はスキーは滑らずにそりで遊ぶだけにする事にしました。
結果的には、それはそれで楽しかったですし、スキー組の友達に「そりいいなぁ〜!楽しそう!」と羨ましがられましたので、良かったと思います。