本人が生きていたら、
こうはなっていないだろうな、って思う。
父が原作者として
クレジットされていた数々の作品。
日本だけでなく、
世界中で知られている名作たち。
父は、会社を設立して
アニメーション制作に
命を捧げたと言っても
過言ではないと思う。
原作 吉田竜夫
とクレジットされていたけど、
すべての権利を
タツノコプロ所有にした。
アニメーションは
チームで作るもので
一人で作れるものでは
決してないので
権利を自分だけのものにせず
会社に置いた父を
私は誇りに思っています。
悲しいことに 父の死後
新しく、同タイトルで作られてきた
リメイク作品
アニメーション、実写とも、
もう父の名前は原作者として、
残されていません。
原案にすらありません。
今は原作タツノコプロダクション です。
(ハリウッドで製作された
「スピードレーサー」にはクレジットあり。)
娘っていうだけで、
何も言う権利など
ないのかもしれないけど
あまりの心のなさに、
悲しくて悲しくてしょうがない。