今は年末だが、テレビを見ると悲喜こもごものニュースが流れる。

三日後、年末ジャンボ宝くじの抽選がある。

その結果、１等前後賞１０億円が当選し、「人生最高の年越し」が出来る人も出てくるはずだ。

の反面、絶望に打ちひしがれ、この世とお別れする人々もいる。

今月２５日午前８時１０日、埼玉県久喜市のＪＲ東鷲宮駅のホームから、男子高校生が線路へ飛び込んだ。

やって来た電車に轢かれ、亡くなったという。

この高校生を助けようとした５４歳の男性も、頭部を骨折、重傷を負った。

この男子高校生は、市内に住んでいたという。１８歳だった。

１８歳という事は、高三で卒業が近い。

いじめ等学校の人間関係が、自死の動機とは思えない。

進路で、悩んでいたのだろうか？

希望した大学に入れなくても、希望した就職が出来なくても、生き続ければ、きっと楽しい事や、人との素晴らしい出会いがあったはずだ。

自死を回避する手は、色々あったように思われる。

彼ような若さで命を絶つとは、本当にもったいない。

実は私は、今月２１日、２３日に、ＪＲ東鷲宮駅を利用していた。

２１日は、百観音温泉へ行くので、利用したのだ。この温泉、駅の近くにある。

私がのんきに湯に浸かったか、と思えば、その４日後、温泉近くの駅では、絶望に打ちひしがれた若者が電車に飛び込む。

(人間って、実に様々だなあ)と思う。

そして、今日、埼玉県戸田市のＪＲ北戸田駅でも、飛び込みがあった。

午前１１時５分、さいたま市南区に住む３７歳の女性が、８歳と６歳の男児と共に、電車に飛び込んだ。

３人は、親子と見られている。無理心中だったようだ。

３人は、即死であった。

ＪＲ北戸田駅も、私は幾度か利用した事があった。

イオンモール北戸田店へ電車で行った時、利用したのだ。そして、モールのフードコートでつけ麺を食べ、その事をこのブログの記事にした事もある。

つけ麺を食べて、「美味い」とか「まずい」とか、ブログに書く平和な男もいれば、真剣に悩み抜き、無理心中をしてしまう女性もいる。

この差は、一体どこから出て来るのか・・・。

３７歳の女性に、どういう悩み事があったか、不明だ。

もしかしたら、夫と離婚し、２人の子を育ててきたが、経済的に困窮し、死を選んだのだろうか？

自死の動機はなんであれ、生き延びる為の策は色々あったのでは？

８歳、６歳の子達は、施設に預ける。

３７歳の女性が金に困っていたのなら、取りあえず生活保護をもらう。

お金持ちのお爺さんには、「再婚相手募集」と言う人がけっこういる。

生活保護をもらいながら、そういう老人を探してみる、とか。

３７歳の女性が、病気に悩んでいたのだとしても、子供達は施設に預け、自身は治療に専念する、という手もある。

金に困っていたとしても、役所に相談すると、治療が受けられるはずだ。

困った時は、誰かに相談すると、良い知恵を授けてくれるかもしれない。

また、誰かに助けてもらってもかまわない。

世の中には、(人を助けるのが好きだ)とか(人の役に立ちたい)と思っている者が多くいる。

こういう人々の場合、甘えると、怒るどころかかえって喜んでくれるはずだ。

悩み、苦しみがある時は、プライドを捨て、他人を頼る事も大事。

打つ手は何かあったんじゃないかなあ・・