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芥川龍之介は、「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」などによって、独自の理知的な小説世界を切り開いた、と言われる。
また、「将来に対するただぼんやりとした不安」から、自らこの世におさらばしたエピソードも人々によく知られている。
ところで、芥川龍之介という名前。
かっこいい名前だから、ペンネームかと思えば、さにあらず。
正真正銘の本名だったらしい。
しかも、この名前には、面白いエピソードが残っている。
彼は、明治25年3月1日生まれだった。
この日は、辰年辰月辰日。
しかも、生まれた時刻も、「辰の時」だった。
これにちなみ、「龍之介」と命名されたという。
それから龍が東洋では、神霊視されていた事も、命名の理由に含まれる。
ちなみに、彼は高浜虚子に師事して、「我鬼」という俳号も持っていた。
これで、句作を続けたが、
「柳川隆之介」「澄江堂主人」
とも、号したという。