読書 "The Vanderbeekers of 141st Street" | 英検1級のその先へ

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翻訳の仕事ができるようになったものの、やればやるほど奥が深い英語道。映画を字幕なしで8割以上理解できたり、英語の本を日本語と変わらないレベルで読めるようになることを目指しています。

今読んでいるのが、"The Vanderbeekers of 141st Street" (Karina Yan Glaser作)。

元々、New York Timesで著者の記事を見て興味を持ったのですが、児童向けの作品なので、読みやすいです。

小学校中学年 middle graders向けの本ですが、日常用語らしき知らない単語も登場するので、勉強になります。

 

作者は、子供向け作品でも変に簡単な単語に変えてしまわないようにしている、とpodcastでのインタビューで話していましたので、大人の読者にも十分楽しめる内容&ストーリーです。

 

5人兄弟のVanderbeeker一家はNY在住、ブラウンストーンのアパートから追い出されそうになるのですが、家とその近所を愛する子供達が、何とかして大家さんに追い出されないように奮闘するお話。作者はハーレムに家族と住んでいて、その生活ぶりが目に浮かぶような、読んでいて楽しく心温まる内容です。

 

日本語でも「バンダビーカー家は五人きょうだい 引っ越しなんてしたくない!」という邦題で児童書として徳間書店から出ています。田中薫子さんの訳が原文に合っていて、同時に読み進めても全く違和感がなく、翻訳の勉強に日英揃えたい本。シリーズで何冊も出ており、日本語も3冊目くらいまで出ているようです。

 

Amy Poehlerが映画にする権利を取得したというような記事も目にしたので、将来的に素敵な映画となって見れるのか?注目です。