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セラミックに歴史あり!
セラミックといえば、陶器の一種であり、
古くは縄文時代から使われてきた由緒ある材質なんですね。
湯呑みを腕時計に・・というような発想は、
当然誰も持っていなかったのですが、
これを昇華させたのが、異素材メーカーの巨頭、ラドー。
フルセラミックのインテグラルは、当時大きな
驚きを持って市場に迎え入れられました。
時がたち、セラミックを一段ジャンルまで押し上げたのは、
間違いなく、シャネルのJ12(ジェイトゥエルヴ)でしょう。
スポーツウォッチと、セラミックの美しさの高度な融合に
世界中が虜になりました。
しかし、一方J12の大ヒットで、二番煎じ、三番煎じの
モデルが多く乱立し、セラミックウォッチの希少感が
随分と薄れてしまった感があります。
そして、一時ほどのセラミックブームが見られなく
なりましたが・・・。
実は、最近になり、セラミックが再び脚光を浴びて
いるのです。
アルマーニ、バーバリー、スカーゲン、ニクソン
といったカジュアルブランドの代表選手が、
続々とセラミックモデルを発表しているのです。
腕時計業界の頭打ち感が否めない中、
これまで人気モデルをフルセラミックでリバイバル
するという手法で、もしかすると苦し紛れの戦略
だったのかもしれませんが、高級感を求める人から、
支持を集めているようですよ。
そしてカジュアルブランドの王様、DIESELからも
ついにセラミックモデルが登場。
ジーンズにセラミックなんて、一昔前には有り得ない
組み合わせだったことを思うと、ここにも歴史があるんですね。
セラミック第三次ブーム、密かに巻き起こっているのではないでしょうか。



