「学び舎 傍楽」の主人の駒井亨衣(ゆきえ)でございます。
私の2人の子供は高校、中学の時に2年間同時期に不登校をし、
そのことで家族全員が多くの学びを得た経験があります。
私の経験を通して、親の仕事について親御さんにお伝えしたいことがあります。
親の仕事は、一人の子供の人生を
一生左右するくらい大事な仕事なのに
それを認識している親が、
少ないと私は思うのです
多くの親は、子育てを教えてもらうこともなく
思考錯誤しながら日々追われて育てています。
子供のことを考えた時に
何が一番大事なのかとはっきりと分かって
育てている親って、
どれだけいるんだろうと思います。
今、日本には、親が子供を育てていることを
学ぶ環境がほとんどありません
だから、特に母親はこれでいいんだろうか?
と悩み手探りで、育てています。
実は私もそうでした。
正解がないのでいつも迷っていました。
子供に起きるいろんな問題は
自分の知っている少しだけの知識で
その場その場をしのいでいました。
子育てに対する自分の軸がありませんでした。
子供が小さいころは よその子と比べて
落ち込んだり、ほっとしたり
一喜一憂していました。
子供の気持ちを聞くこともなく
親の都合で決める。
随分横暴なことをやっていました。
子供は親の言うことを聞いて
学校でみんなと仲良く問題を起こさず
真面目にやってくれることが
一番だと思っていました。
それは自分にとって都合のいい子供
であることを求めていただけだったのです。
本当に子供にとって大事なことが
その時の私には 分かりませんでした。
だけど、2人の子供が思春期になって
学校へ行かなくなった時に小手先では
もうどうにもならない状態になってしまい
本当にどうしていいのか分からなくて
途方にくれていました。
子供は親のずるさや、嘘や、勝手なところを
暴こうと反抗し続けました。
私が子供に対して本気で守ろうとか
向き合おうとかしていないことに
子供が力づくで私に訴えていました。
そのことが分かるには
2年という時間がかかりました。
私は、子供の抵抗を受けて
子供は親の思い通りにならない!
ということを叩き込まれました。
そしてなによりも大事なことは
どんなことがあっても
子供を信じ、絶対に見放さないこと。
どんなときも子供の味方であること。
それが子供にしっかりと伝わっていること。
そのことがようやく分かったとき、
子供に対しての要求は無くなりました。
いい大学に入って、いい企業に行けば安泰だと
まだ多くの親が抱いている幻想に
私も惑わされていたのですが
そんなことへのこだわりも
すっかりなくなっていました。
学校も、行っても行かなくても
そんなことはどっちもよくて
ともかく生きて笑って
暮らしてくれればいいと思うようになりました。
そう思うようになってから
子供の行動は変化していきました。
子供達は 自分のやりたいことをし
失敗したら自分で尻拭いをしながら
挫折を力にし、たくましく
生きていくようになったのです。
信じて、見守り、待つことをしていくうちに
子供達は、私に本心で素直に話をしてくれる
ようになって行きました。
ようやくこの親は信用できると
思ってくれたんでしょう。
教えられることの連続でした。
親である前に、
人としてどうあるべきなのかを
子供達は私が分かるまで
これでもか これでもかと体を張って
諦めることなく挑み続けてくれていたのでした。
本当に本当にありがたかったです。
その後 私と子供の関係は
親というより仲間のような関係です。
私をありのままに受け止めてくれる。
辛いときは、弱音を吐かせてくれるし
相談にのってくれて 励ましてもくれる。
とても素晴らしい存在です。
子供が反抗をしてくれなかったら
私はいろんなことに気づくことなく
自分の都合のいい価値観で相変わらず子供を
支配しようとしていたと思います。
その状態は、子供も親も苦しい。
子供との関係が苦しい人は
かつてのわたしのような人が多いのでは
ないかと思います。
親だからという価値観は一旦捨てて
子供にとって、どんな人であれば
子供が本心を話そうと思えるのかを
考えてみて欲しいと思います。
それは、頭ごなしに否定しない人
話をちゃんと聞いてくれる人
価値観を押し付けない人なんだと思います。
私は、子供がお腹に宿ったときから
子育てを教えてくれたり
いつでも話せる人達がいる場所があったら
本当にいいのになぁと思います。
そのようになれば、
子供との関係で苦しむ親は減るし
親がしっかりとした考えで子供を育てていけば
親のことで悩む子供が減ります。
ですから「学び舎 傍楽」
では、今後お母さんが子育てを
勉強できる会を作っています。
そこに来てもらえれば
私だけが悩んでいるんじゃない
仲間がいると思って 弱音を吐けて
涙を流せて、励まし合い
勇気がもらえるように。
そして、1人でも多くのお母さんが
笑顔で子供を信じ見守っていけるように。
それが子供にとってなによりもの
心の安定剤となり 自分を信じる力を
育てることになると思います。
その力は、一生に渡って子供自身を支え
辛い時も乗り越えていける力になることを
本当に多くの親に知って欲しいと思います。
駒井亨衣(こまい ゆきえ)
自らの子育て体験を元に、働く、生きるを
一緒に考える学校のようなものを創りたいと
10年来の夢を実現させた。学び舎 傍楽の主人
いかがでしょうか?
私達家族4人の話を
経験者の駒井さんの話を
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