ありがとう親父の坪倉正明です
すっかり秋ですね
食欲の秋でお腹が空きます
大笑いでごまかします
一緒にいかがですか?
木こりからの弁当屋
人生を捨てた奴らとは
オサラバして実家でとはいかず
けったくそ悪いから
再び公害の街 四日市へ
肥料工場に復帰
大喜びしとる
ウチの会社のおっさんが
工場で社員になってた
それを知った極道の社長
怒りだした💢
坪倉 引きあげさしまっせ
家庭を持った人を
簡単にクビにできません
ほな
○○取るか?坪倉取るか?
どっちかにしてもらいまひょ
わかりました
どうしてもとおっしゃるなら
○○さん取ります
俺は なんか感動した
この工場の社長いいやん
ウチの極道 なにしとんねん
という訳で
俺は 工場をやめて
山で木こりになった
コンビナートより
よっぽど楽しかった
そんな ある日
痛っ
やってもうた
山で木こりが木を切る
それを小さく切って
トラックに積み込み運ぶ
木にはツルが絡んでいて
それをナタでぶった切る
切れ味が悪いナタに
イライラして
振り回したら
自分の手に当たった
血は少しだけやったが
関節に当たり
ポロリと落ちかけた
今回は助かり ひっついた
でんでん虫みたいになって
冷えると痛い
と
そんな事してる時に
ツレから連絡があり
京都で弁当屋をしてると聞いた
博打好きやろ
商売ほど オモロイ博打ないで
どや? 一緒にやらんか?
こう言われた
なんか社長になりたいと
19歳から猛烈に本を読みだし
20歳になっていた
よっしゃ
弁当屋やらしてくれ‼︎
その気になった俺に
ツレは もの凄い条件を
出してきた
続く