ありがとう親父の坪倉正明です
今日も大笑いでいきましょう
5年生の誕生日にバックボーンが
小学5年生の誕生日
いつものように
友達と遊んで
家に帰って来ると
兄貴が家の前で
自転車にまたがり
待っていた
「早よ 後ろ乗れ」
「何処行くの?」
「なんでもいいから早く乗れ」
と2人乗りで大通りまで
自転車を停めて
兄貴がタクシーを停めた
「○○病院まで」
○○病院は
おばあちゃんが入院してる
私は
あっ おばあちゃんに
何かあったんや
そう思った
そして病院に着くと
親戚 いとこ全員集合
おばあちゃんを囲い
みんな声をかけてる
「お母さん 正明やで」
オカンが言った
私は 水を飲ませてあげた
ほとんど話せない状態
「まぁちゃん ありがとう」
微かに聞こえた声
しばらくすると
子供達は
近くのおばあちゃんの家に
待ってるようにと
そして 数時間後
親父とオカンが帰って来た
ウチの家に帰ると
オカンが言った
「おばあちゃん亡くなった」
「あんたの誕生日に亡くならはったなぁ」
めちゃくちゃ悲しかった
涙が出たけど
その中で少し嬉しい感じがした
おばあちゃん
僕の守り神になってくれたんや
そう思った
そして御葬式も終わり
寂しさが残る そんな中
おばあちゃんがいつも
側にいてくれてる
こんな嬉しい
心強いことはない
だから 何でもできる
そう思った
それ以来
ここ一番
勇気がいる時
今まで 怖かった事
孤独を感じた時
おばあちゃん
僕がんばる
応援してや
おばあちゃんがいてくれるから
僕は大丈夫
おばあちゃんがいてくれるから
絶対 できる
おばあちゃんがいてくれるから
僕 怖くない
おばあちゃんがいてくれるから
勇気でる
こんな感じで
怖いものがなくなっていった
そしてよく年の
6年生の誕生日
オカンは
ケーキを買って来た
僕は怒った
「今日はおばあちゃんの命日やろ‼︎」
「あんたの誕生日やん」
「生きてたら お正月もあるし
クリスマスもある」
「死んだら命日しかないやろ」
「だから今日はおばあちゃんの命日の方が大事やろ」
オカンは困った顔してた
そして私は
1人でお墓に向かった
お寺に挨拶して
おばあちゃんのお墓に
「おばあちゃん6年生になったで」
そう言って
願い事をして帰った
すると願い事が叶った
それ以来
毎年1人でお墓に行くのが
私の誕生日
社会人になって
他府県にいても
必ず休みをもらって
おばあちゃんのお墓へ
時には夜の20時に行ったことも
願い事は必ず叶った
時には叶わない事もあり
「おばあちゃんがやめとけって言ってるんや」
そう解釈した
誕生日にお墓参りは
30年続けた
願い事は今はしない
あまり
おばあちゃん
おばあちゃんって頼むと
おばあちゃんがしんどいやろ
そう思って やめた
いつも
おばあちゃんの写真を持ち歩き
ここ一番
その写真をだして
「私は この写真の前では 絶対にウソはつけない」
「だから今から言うことを信用してほしい」
そう言って話すと
ほとんどが通じる
6年生から背中に感じる
強力なバックボーン
ホントに心強いです
おばあちゃん
ありがとう