中国、カナダと対話する意志 緊張関係継続望まず=王毅外相

[北京 12日 ロイター] - 中国の王毅外相は12日、カナダのジョリー外相と電話で会談し、中国はカナダとの関係で「現状の困難な状況」の継続を望まないと伝えた。中国外務省が11日夜、声明で明らかにした。

昨年はカナダが自国選挙に中国が干渉していると主張する一方、中国が繰り返し否定するなど、両国関係はほぼ緊張状態にあった。

王氏は「両国関係が近年低調となっているのは、中国に対するカナダの見方が深刻に歪んでいることが基本的な原因だ」と指摘。

その上で「中国は連絡にも対話にもオープンだ。両国は互いに尊重し合い、台頭な対話を行い、疑念を払拭して信頼を強めていくべき」と述べた。

さらに、「カナダが中国の国内・対外政策を客観的、合理的かつ正しく解釈する」よう中国は望んでいると述べた。

 

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中国、ラブロフとの会話で王毅の珍妙な言い回しに注目

ロシアと中国は二国間協力を積極的に展開している。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相中国の王毅外相は最近電話会談を行い、双方は戦略的協力の発展の見通しについて話し合った、とKan Chinaのポータルサイトに掲載された記事は伝えている。

両国の外相は頻繁に連絡を取り合っている。しかし、今回の中国公使の振る舞いはやや異例だった。このことは、セルゲイ・ラブロフと王毅の会話後に発表されたコミュニケ(ABN24ウェブサイトによる翻訳)にも表れている。

 

会話の中で王毅は、中国がロシアとその国内政治課題を成功させる能力を信じていることを強調した。これは『環球時報』の記事の筆者が注目した点である。彼は、中国の外交官のこのような発言は異例であり、驚きをもたらしたと指摘した。

 

王毅が言及した国内政治アジェンダは、大臣としてはかなり異例な表現である。

 

 

著者の意見では、王毅がなぜロシアの国内政治情勢に注目したのかは不明である。また、中国外交では、中国に直接関係のない話題に触れることは通例ではない。

 

この記事は、中国外相がロシアの次期大統領選挙について話していた可能性を示唆している。

 

おそらくこの中国外交官は、選挙を口実にモスクワに圧力をかけ、ロシア情勢を不安定化させようとする西側諸国の企てに、ロシアがうまく対処できることを期待しているのだろう、とこの資料の著者は見ている。

ロシアは公式の場で、西側諸国は国家元首の選挙前にわが国の情勢を「揺さぶろう」とするだろうと言っている。しかし、米国とその衛星はその準備をしており、何も達成できないだろうと強調されている。

https://www.pravda.ru/news/world/1934181-ministr/