^---毎日新聞 引用 --

与野党が「桜を見る会」追及の裏では共闘も! 「それはそれ」参議院バリアフリー予算要求で見た光景

臨時国会の会期末まで1週間となる中、野党側は「桜を見る会」をめぐる問題で安倍首相への追及を強めている。そんな中、追及の急先鋒でもある共産党の田村智子参院議員も出席した各会派代表によるプロジェクトチームの会合で、本会議場に車いすで登壇するためのスロープを設置することなどを含めた参議院の一層のバリアフリー化を進める新たな施設整備案が取りまとめられた。

今年7月の参院選では、重度の障害があるれいわ新選組の2人の議員の当選を含め、障害を持つ議員が3人当選。その後参議院では車いす用の議席の改修や、介助サービスの費用負担、福祉車両3台の導入なども進められてきた。

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共産党の“急先鋒議員”が積極発言

一方、記者団から緊急性の高い施設整備について問われると、今度は大家座長ではなく、桜を見る会をめぐる政府への追及で一躍“時の人”となっている共産党の田村智子参院議員が割って入った。

「導線って今も遠回りすれば色んな委員会室とか行けるんですけど、それを良しとするのかっていうことだと思うんですよ。他議員の導線とできるだけ同じように。私たちが遠回りするよりも負担が大きいのはわかりきっているわけですから、そこはやっぱり確保が必要でしょうっていうのは当然です」

この光景を見たとき、党派を超えて、与野党がよりよい社会や国会の実現のために、

生産的な議論を行ってきたことを垣間見た気がした。

「ここはまた一つの通過点で、今後また不断の見直しというさらなるバリアフリーに向けて、しかも全党が一致してやれている。実は国会は少し波が高いような状況もある中で、これが出来ているっていうことこそがバリアフリーだと思いますので。第一歩として進めていきます」

また、共産党の田村氏は、今後の展望について問われ、「例えば視覚障害者の方はどうするかとか、そういうところはまだ残っている課題だ」と指摘した。

共産議員の指摘“政府追及と国会改革は別問題”

会議終了後、田村氏に、現在「桜を見る会」の問題が注目を集める中で、このバリアフリー化推進については全会派が一致して合意できたことについて取材すると「それはそれ、これはこれ。対政府の問題と参議院の中の問題は別問題だから」とはっきりと答えた。

桜を見る会の問題点について野党が追及を強める様子が注目を浴びる一方で、「社会や仕組みなど、何かをより良くしたい」という与野党の建設的な議論もあるという事実。目を引きやすい国会での対決構図ばかりではなく、こうした面にも目を向けながら、政治について伝えていくこともまた大事だと思わせる一幕だった。

(フジテレビ政治部 杉山和希)

 

引用元☛https://www.msn.com/ja-jp/news/national/与野党が「桜を見る会」追及の裏では共闘も!-「それはそれ」参議院バリアフリー予算要求で見た光景/ar-BBXJ250?ocid=sf

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