○蓮舫君 

さて、来年度予算案なんですが、二兆円を超えるばらまきが加わったがために当初予算案が、これ憲政史上初だと思いますが、百兆円を超えました。私、その中で最も懸念しているのは、新たに補正予算を組めば更に膨らんでいくんですね。来年に控えた東京オリンピック・パラリンピック大会、この予算が際限なく膨らんでいかないか懸念しています。

 

 私、大前提として、成功のために協力はします。頑張っているアスリートを心から応援をします。大会成功のために汗をかいている方たちには敬意を表します。ただ、国会においては、予算の在り方、行政監視はしなければいけないと思っているんです。この認識は、総理、共有していただけますか。

 

 

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 

それはそのとおりだと思います。

 

○蓮舫君 

では、オリンピック・パラリンピック担当大臣に伺いますが、政府のオリパラ基本方針で、予算、そのガバナンスはどうすると決めていますか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

オリパラ基本方針におきまして、限られた予算と時間で最高の大会を実現するため、関連施策については、事業の進捗と効果を点検することを通じて効率的、効果的に実行し、施策に要するコストをできる限り抑制すると定められております。

 これを踏まえて、オリパラに関する施策の実効性を担保し、その進行管理に資するよう、毎年、大会開催に直接資する経費をオリパラ関係予算として取りまとめるとともに、おおむね一年に一回の大会の準備及び運営の推進に関する政府の取組の状況に関する報告において幅広い事業の進捗と効果を点検しているところであります。

 また、これらの事業の予算は、概算要求前に行政事業レビューシートを作成し、事業の効率性や効果をチェックし、コストの抑制に努めた上で、最終的に国会の議決を得て予算として成立しております。

 政府としては、こうした取組を通じ、限られた予算と時間で最高の大会を実現するため、大会の準備に取り組んでまいります。

 

○蓮舫君 

基本方針にはそのとおりに書かれています。つまり、政府は、関係機関と円滑に協力し、オープンなプロセスで意思決定を行い、明確なガバナンスを成立する。

 ならば、政府として、このオリパラ大会に係る総予算、把握されていますね。

 

○国務大臣(櫻田義孝君)

 V予算では、大会経費を一兆三千五百円と試算、このうち……(発言する者あり)あっ、一兆三千五百億円と試算、このうち国費は一千五百円、政府としては……(発言する者あり)千五百億円、政府としては、これを含めオリパラ関係予算を取りまとめて公表しており、平成二十五年から三十一年度の会計で二千百九十七億円です。

 なお、全体像については、東京都及び組織委員会が示すべきものであります。

 

○蓮舫君 

今おっしゃられたV予算って何ですか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

お答えさせていただきます。

 昨年十二月に組織委員会が公表したV予算であります。組織委員会が公表したものであります。Vはバージョンであります。(発言する者あり)

○蓮舫君 

 Vをバージョンと言って、みんなからおおと言われるの、やめてくださいよ。

 しかも、V予算じゃないんです。V3です。初期予算があって、パートツーがあって、パートスリーがあって、去年がV3なんです。これ、去年の臨時国会でもお示しを……(発言する者あり)ああ、バージョンスリーです、お示しをさせていただきましたが、東京都はここから新たに八千百億円を追加予算措置したと公表しています。会計検査院は八千百億円が国の予算だと指摘をしている。実態、総額は二兆八千百億円に本当になるんですか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

 議員御指摘の三兆円という金額は、本来の行政目的のために実施する事業であり、東京大会の関連性が低い事業なども含んだ金額であり、大会開催のための直接的な経費については、組織委員会において一兆三千五百円と公表しております。一兆三千五百円として公表して……(発言する者あり)あっ、億円、ごめんなさい、一兆三千五百億円として公表しております。

 また、政府においては、大会の準備、運営に特に資するオリパラ関係予算として、平成二十五年から三十一年度で二千百九十七億円と公表しております。

○蓮舫君 

 組織委員会が発表したものに比べて、東京都が追加措置をした。そして、今大臣もお話しになられたように、去年の臨時国会で私が中身を精査してくれと言われたら、八千億円の指摘事項の中、関連経費は二千百九十七億円とおっしゃいました。じゃ、総額は積み上げて幾らなんですか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

東京都が公表した八千百億円は、東京大会の開催都市として重点的に取り組む観点から、二十九年度から三十二年度の四年間の予算の大枠を示したものと認識しております。

 一方、国は、開催都市の東京都や組織委員会の取組を支援する立場から、大会経費に限らず、日本選手の競技力向上など、国が責任を持って取り組む事業の予算をオリパラ関係予算として集計、公表をしております。ただし、これらの事業の予算は毎年度の予算編成の過程で検討され決まっていくものであり、現時点であらかじめ将来の予算枠を示すことは困難でございます。

 

○委員長(金子原二郎君) 

櫻田さん。あっ、済みません、蓮舫さん、蓮舫さん。

○蓮舫君 

 蓮舫です。

 大臣、聞いてください。聞いていただけます。将来の予算聞いていません。今、総額幾らです。だから、冒頭に基本方針の予算のガバナンスを聞いたんです。大臣がお答えになられました。国は明確なガバナンスで予算を抑制して把握をしていると。だから、今、幾らですかと伺っているんです。

 

○国務大臣(櫻田義孝君)  

東京大会は東京都が招致して開催するものであり、その準備、運営は開催都市の東京都が主導するのが基本であります。その上で、国が必要な支援をした経過があります。このため、開催経費については、まずは開催都市である東京都と、大会の準備、運営を担う組織委員会が実施主体の責任において明らかにすべきものと理解しております。

 国は、東京都や組織委員会の取組を支援する立場から、大会経費に限らず、日本選手の競技や、競技力向上やセキュリティー対策、ドーピング対策等、国が責任を持って取り組む事業について、国費負担を明確にする観点から、オリパラ関係予算として公表したところでございます。

 引き続き、政府全体の取組に関して丁寧な説明に努めていきます。

 

○蓮舫君 大臣、私が、何で国が全部総額を把握して、どれだけ膨らんで、そこに無駄があるのかないのか、効率的なのか、それとももっと予算を投じた方がいいのかをガバナンスをしてくれというときに総額を抑えてくださいと言うのは、政府保証を付けているからなんです。保証措置の内容を御存じですか。(発言する者あり)

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

 大変失礼いたしました。

 大会開催経費に関係して、大会組織委員会が赤字になった場合の対応については、二〇一三年一月にIOCに提出した立候補ファイルでは、大会組織委員会は、二〇二〇年東京大会を確実に実施できるよう東京都及び国と協議をする、その上で、万が一、大会組織委員会が資金不足に陥った場合は東京都が補填することを保証する、東京都が補填し切れなかった場合には最終的に日本国政府が国内の関連法令に従い補填するとされております。このうち、日本国政府が国内の関係法令に従い補填するの意味は、組織委員会の赤字の補填を東京都が行った結果、東京都の財政状況が悪化し、いわゆる財政再建団体に陥るなどした場合には、地方財政制度に基づき東京都への財政支援を行うことになるため、その結果、組織委員会の赤字を国が間接的に補填することになるという趣旨であります。

 このため、大会組織委員会が赤字に陥らないようにするため、大会組織委員会のコスト抑制の取組について、政府としても厳しく目を光らせてまいりたいと思っております。

 

○蓮舫君  そのとおりです。もう立候補ファイルのときに、組織委員会がショートをした場合には東京都が補填して、東京都がそれを補填し切れなかったときには関係法令で国が、だから国は全体像を把握すると、ガバナンスをするんだというのが基本方針で、政府で、そこから予算というのは全てがスタートしている。だから、総額を把握してくださいと言っているんです。IOCも相当厳しい提案をしていますよ。組織委員会も相当予算を抑制しています。

 去年二月、IOCが公表したニューノーム、新たな規範はどのように守られていると思いますか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

お答えさせていただきます。

 組織委員会によれば、IOCが公表しているニューノームに基づいて、会場の見直しや賃貸期間の短縮化、テストイベントの適正化など様々なコストの見直しに取り組んできた結果、これまでに約四千五百億円の経費削減効果を達成しているとのことであります。

 

○蓮舫君

二〇一三年以降、オリンピック・パラリンピック大会は相当経費が膨らんでしまったので、IOCが様々な経験値から導き出した経費削減策を提案して、組織委員会は相当努力をしてコストを抑えている。東京都も八千百億円追加措置したといっても、かなり、かなり細やかにガバナンスを利かせている。国だけがそれがないんですよ。国だけが、どうやって予算を抑制して、国の予算、千五百から千七百になって、それで二千を超える。

 その部分の全体像を示してくださいと去年からずっとお願いしているんですけれども、どうしてそれをお示しをいただけなく、そして抑制策はどうやって実行されているんでしょうか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

 オリパラに関係する施策の実効性を担保し、その進行管理に資するよう、毎年、大会開催に直接資する経費をオリパラ関係予算として取りまとめるとともに、おおむね一年に一回の大会の準備及び運営の推進に関する政府の取組の状況に関する報告において幅広い事業の進捗と効果を点検しているところであります。

 また、これらの事業の予算は、概算要求前に行政事業レビューシートを作成し、事業の効率性や効果をチェックし、コスト抑制のために努めた上で、最終的に国会の議決を得て予算として成立しております。

 政府としては、こうした取組を通じて、限られた予算と時間で最高の大会を実現するため、大会の準備に取り組んでまいります。

 

○蓮舫君  会計検査院がオリパラ関連予算は八千百億と指摘をしたんだけれども、櫻田大臣は、それは四分の一の二千百九十七億が関連予算だと言っているんです。

 ただ、これちょっと不思議なんですけど、この事務局の関連予算の整理の在り方が、実際の関連経費をあえて低く見積もっていませんか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

 昨年、会計検査院が公表した報告書では、大会との関連性を整理すること、大会の準備、運営等に特に資する事業については経費の規模の全体像を示すことが求められております。このため、事務局では、報告書の二百八十六事業について大会との関連性の観点から精査し、A、B、Cに分類して公表をしてまいりました。さらに、オリパラ関係予算につきましては、会計検査院と同様、大会招致が決定した平成二十五年度以降まで遡って公表をいたしました。

 このように、会計検査院の指摘に沿って対応しており、引き続き、政府全体の取組について丁寧な説明に努めてまいります。

 

○蓮舫君 

 じゃ、低く見積もっていないということでよろしいですか。

○国務大臣(櫻田義孝君) 

そのとおりであります。

 

○蓮舫君 

 ごめんなさい。二百八十六事業があって、関連経費と事務局が精査をしたのは僅か五十三事業。ところが、関連じゃないと精査をしたのは二百八事業あるんですよね。額にしたら、前者、関連経費は千七百二十五億、関連じゃないのは五千四百六十一。関連じゃないのが随分多いんですよ。

 この線引きは何ですか、AとBの。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

 会計検査院の指摘を受けて事業ごとに各省庁と協議を行い、東京大会との関連性について、東京大会を当該事業の主たる目的としているものか、それとも本来の行政目的のために実施しているものか、あるいは、当該事業の便益が東京大会に限定されるものか、東京大会に直接資する金額の算出が可能かどうかといった観点から個別に判断した結果でございます。

 

○蓮舫君 

 じゃ、その線引きも含めてなんですけれども、東京オリパラで政府が、これ当然だと思います、最も重視しているのはセキュリティーです。テロ対策、サイバーテロ、実際のテロ、とにかく安全なオリンピック大会、パラリンピック大会にしようと最重要課題としています。

 テロ対策予算はオリパラ関連予算ですか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

個々の事業の内容によって判断されるべきものと思っております。

 

○蓮舫君 

 二つのテロ対策事業がございます。一つは大会関連予算です。それは海上警備体制の強化。もう一つは関連予算ではありません。これは情報収集機能の強化、国際テロ対応等、これ内外ですね。

 この含まれる、含まれないの違いは何ですか、大臣。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

情報収集ユニットに関して申し上げれば、この予算の中には、様々な国の能力支援、関連のODA、あるいは在外公館の警備の強靱化、そうした予算が含まれております。また、このテロ対策というのは、東京オリンピックはもちろん重要でございますが、そのほかに即位の礼もあれば、二〇二五年の大阪万博もあります。また、日常的なテロ対策ということもやりますので、そうしたものが予算に含まれておりますので、全てが東京オリンピック関連予算ということにはならないんだろうと思っております。

 

○蓮舫君 

 河野大臣の答弁、よく分かります。全てがオリパラ予算とは言っていません。この情報収集事業の中で、国際情報収集ユニット関連予算は、オリパラ基本方針に基づいて政府が要綱を作って決めてきているんです。そうですよね、大臣。櫻田大臣。

 いいですか。政府が一年に一回、国会にオリパラ関連予算の報告を出しています。この中で、テロ対策、その課題については、国際テロ情報収集ユニット、この活動の拡大と強化だと明言をして、実際に必要な対応は、国際テロ情報収集ユニット関係要員の増員、倍増、研修、それをやるといって、予算が実際に二十八年度予算は二十七年度の五倍、二十九年度予算は二十七年度の七倍のものを、予算になっているんです。

 このテロ対策強化はオリパラ関連予算ですよね。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

 東京オリンピックの前に、今年の即位の礼もございます。あるいは、G20、TICADといった行事もございますし、東京オリンピックの後には大阪万博もございます。また、邦人のジャーナリストが海外で長期間拘束されたということがありますので、いずれにしろ、こうしたテロ対策のための情報収集、分析をする、この力を増やしていくことは我が国にとって必要でございますから、そういうこともあって予算を増やし、人員を増やさせていただいているところでございます。

 

○蓮舫君 

 では、国交大臣に伺います。

 もう一方の、事態対処能力の向上を中心とした海上警備体制の強化、これはどういう事業でしょうか。

 

○国務大臣(石井啓一君) 

海上保安庁では、競技会場等のテロ対策に万全を期すため、テロの未然防止のための警備体制の強化などの経費といたしまして、小型測量船や警備資機材の整備費等を計上しております。

 小型測量船につきましては、巡視船艇等がオリンピック、パラリンピックにおいて的確な警備活動を行うために、船舶が航行する海域のみならず、停泊した船舶の下など岸壁近傍の海域についても水深等の詳細な水路測量を行う必要がございます。そのため、海上警備に必要な情報収集可能な最新の測量機器を搭載した小型測量船を就役させまして、必要な海域の水路測量を順次行っているものであります。

 また、警備資機材の整備等につきましては、オリンピック、パラリンピックのテロの未然防止及びテロが発生した場合の鎮圧のため拳銃等を緊急に整備するとともに、リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックの警備実施に係る情報収集を行ったものであります。

 

 

○蓮舫君 

 近年、クルーズ船で訪日する外国人観光客が急増していることから、あるいは世界的なテロの脅威の増大、密輸、密航など、国民の安全を守るための海上警備体制を充実させてきていると、拳銃等の武器も拡充してきていると。つまり、これ、純粋に東京オリパラ大会だけじゃなくて、海の領域を守るテロ対策全般の予算なんです。

 先ほど河野大臣が言ったのも、国内外のテロ対策全般、その中の情報収集能力の一つが東京オリパラにも資すると。全く同じ仕組みなんですが、櫻田大臣、どうして含まれるのと含まれないのと分かれるんですか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

 御指摘、御提示されている資料中、含まれるの枠内に記載されている海上保安庁が所管する海上警備体制の強化のように、資機材の整備により東京大会のための警備体制を強化する事業については、大会招致を前提に、新たに又は追加的に講じる施策としてオリパラ関係予算として整理しております。なお、御提示のあった資料では伊勢志摩サミットの記載もありますが、これに関する予算はオリパラ関係予算から除いております。

 一方、御提示されている資料中、含まれないの枠内に記載されている外務省が所管する情報収集機能強化のように、東京大会も含めた国内外におけるセキュリティー対策で東京大会の終了後も継続する事業については、オリパラ関係予算として整理しておりません。なお、昨年、会計検査院からの指摘を受けて整理した大会関連の支出額では、本来の行政目的のために実施する事業であり、大会に直接資する金額を算出することが困難な事業として整理しております。

 

○蓮舫君 

大臣、違います。これ、測量船買っちゃったり拳銃とか警備機器も補充をして、東京オリンピック・パラリンピック終わったら捨てるんですか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

大会を契機として調達するものであります。したがって、別に捨てるわけではございません。

 

○蓮舫君 

 では、政府のテロ対策、オリパラ大会を見据えたテロ対策推進要綱、御存じですか。

374 櫻田義孝

発言URLを表示

○国務大臣(櫻田義孝君) 東京大会は、世界の注目を集めるとともに、多数の要人の観戦も予想されることからテロ対策を一層強化する必要がありますから、具体的にはセキュリティ基本戦略等を確実に推進し、情報収集、分析、会場等の警戒警備、テロ対策、テロ対処能力の強化等を強力に推進してまいります。(発言する者あり)

 

○委員長(金子原二郎君) 速記を止めて。

   〔速記中止〕

 

○委員長(金子原二郎君) 速記を起こしてください。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

 二〇二〇年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会等を見据えたテロ対策推進要綱は、平成二十九年の十二月十一日、国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部において決定しております。

 

○蓮舫君 

 これが基軸でこの情報機能の強化は予算が付けられているんです。すなわち、東京オリパラ大会のための要綱を作って付けられた予算なんです。

 全然違わないじゃないですか。両方ともオリパラ大会を契機に予算を付けているテロ対策なんです。何でこれを線引きするんですか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) 

 その目的が東京大会に限定されているものはオリパラ関係予算として、その目的が幅広くその他の未来の行政目的であるものはこれに含めないとの考え方の下、整理をしているところでございます。

 

○蓮舫君 

 じゃ、この海上警備体制は、東京オリパラ大会に限定しているんだったら、終わったら解散ですか。

 

○国務大臣(櫻田義孝君) それは、オリパラ大会でなければ購入をしていなかったものであります。

 

○蓮舫君 

 時間がないからこれ以上もう言いませんが、この小型測量船の買換えは、別にオリパラ大会がきっかけじゃないんです。そもそも、海上警備に係る予算は少なくて、その中でやりくりをして回していたところに、要綱があってテロ対策をするから、予算がようやく付いたから、そしてしっかりと東京大会が終わってもテロ対策しようという予算なんですよ。

 総理、この大臣、大丈夫ですか。

 

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 確かに、その経緯については蓮舫さんが説明されたとおりなんでしょうが、まさにこの東京オリンピック・パラリンピックを契機として予算を付けたというのが最終的なこの予算を付けた契機でございますから、そういう趣旨でそれは分けているということなんだろうと。櫻田大臣もその点を正確に把握して答えられていると、このように思います。

 

 

○蓮舫君 

 総理、よくよく御自身の大臣を観察された方がいいと思います。

 仕分ける基準がやっぱり明快ではないと、オリンピック予算はやっぱり水増しになるんですよ。そうなると、後にどういう仕分で、あるいはどういう基準で分けているかどうかを見ないと、後々の決算管理もできないんです。

 レガシーを次の世代の負担に残さないためにも、この大臣では私は難しいということを強く申し上げ、質問を終わります。

 ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人気ブログランキング

follow Hikaru on facebook ☞Hikaru FB Timeline 

and twitter ☞ヒカル(反原発) 

楽しく明るく暮らせるように繋がりませんか? ☞小さな蟻の会

(*一部省略しています。書き起こしは時間がかかるので、誤字・脱字・変換ミス等はご容赦ください。「校正」より、記事のUPや 書き起こしに時間使っていますご理解ください。)