東京新聞社会部の望月衣塑子さん(42)

菅官房長官とのバトルでジャーナリストとして脚光を浴びています。

他紙記者からの批判の多い中、望月記者をホローする記者も現れて、

社会部と政治部の各市内部の軋轢が

公の場にハッキリと表れてきました。

 

政治部と社会部、

ジャーナリストとして尊敬できるのは社会部だと感じます。

紙面の中に異なる見解が現れるのは

書いた記者の所属部署が違うからなんですね。

一面は政治部が仕切ってるので、

全体としてお鮨メディアとしての顔がでかいですよね。

朝日新聞やジャパンタイムスも、

東京新聞望月記者のホローしてますね。

好感が持てます。

 

子育てしながら権力と対峙する——菅官房長官に切り込む東京新聞・望月記者に聞く

望月衣塑子(もちづき・いそこ):1975年東京生まれ。東京新聞社会部記者。千葉、横浜、埼玉の各県警察本部、東京地方検察庁特捜部など事件・裁判を中心に取材。現在は軍学共同、加計疑惑を主に取材しており、著書に『武器輸出と日本企業』 (角川新書)『武器輸出大国ニッポンでいいのか』(あけび書房) 。2児の母

 

 

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国民は、何を質問しても、菅官房長官がうろたえて同じ答弁を繰り返すのを見て

、“さすがに『加計ありきでない』という言い訳は苦しいよな”

と思い始めているのではないでしょうか」

(東京新聞社会部・望月衣塑子記者cyzo woman 2017-7-12“望月衣塑子さんインタビュー”)

歴史修正主義者であり反知性主義者でもある右翼小児病

(=アジア諸国に対して排外主義を掲げながら、

米国には極端に追従する妄信的な極右のこと

;作家・宮崎学氏の評)の

安倍晋三首相を支える菅義偉官房長官は、

記者会見においては、権力を傘に着て、

何を質問されても、

「知らぬ、存ぜぬ」

「そんなの、カンケーねえ!」で押し通しています。

まさに「平成の悪代官」です。

この「平成の悪代官」に対して、

東京新聞社会部の望月衣塑子記者が、

的を射た質問を浴びせて、

果敢に戦っています。

もちろん「平成の悪代官」は、

まともに答えませんが、

その周章狼狽ぶりは、隠しようもありません。

一方、記者会見場にいる、

望月記者以外の政治部記者は、

「平成の悪代官」に平伏してしまい、

「よいしょ質問」しかしないヘタレぶりです。

政権の毒饅頭を喰らっているからでしょうね。

情けないこと、この上もありません。

“cyzo woman”が望月記者のインタビュー記事をアップしていますので、

その一部を抜粋して御紹介します。

マスコミが「社会の木鐸」であることを放棄しては、おしまいです。

■以下、“cyzo woman”の記事の抜粋(コピペ)です。

――“cyzo woman

望月さんは、会見時に菅官房長官に何度も質問をされていますが、

それに対し、菅官房長官は

質問の答えになっていないような回答ばかりされていますよね。

望月記者 

今では、その様子を国民に見せることが必要だと思っています。

国民は、何を質問しても、

菅官房長官がうろたえて同じ答弁を繰り返すのを見て、

「さすがに『加計ありきでない』という言い訳は苦しいよな」

と思い始めているのではないでしょうか。

――“cyzo woman

NHKや民放をはじめとしたテレビには、

すべてをきちんと放送できない事情があるのでしょうか?

望月記者 

これは、私がテレビ関係者から聞いた話ですが、

例えば、国会が開いている間は加計学園疑惑がこぞって放送されていました。

しかし、国会が閉じてしまうと加計疑惑について報道するかどうかは

各局の判断になるそうで、

そこから、各局の政権に対する忖度のスタンスがよくわかるというのです。

ある番組ではトップで扱っているものが、

別の番組では三番手扱いのニュースになっているとか。

また、ある民放局では、

コメンテーターに官邸の見解を話す人を入れるよう、

上から指示が来たという話があるとも聞きました。

テレビと比較すると新聞は、

そのようにあからさまな圧力は受けていません。

数年前、衆議院議員選挙を前に、

萩生田光一官房副長官が民放各局の番組担当者や編集局長などに宛てて、

「公平中立、公正な選挙報道を」

という内容の文書を送りつけています。

このように

政権が選挙報道側に規制を前提とするような圧力をかけることはありませんでしたから、

極めて衝撃的な文書であり、

安倍一強の下での

政権のテレビメディアへの関与、圧力があからさまになった出来事でした。

しかし、そのときも、すぐに騒ぎにはなりませんでした。

やはり、テレビは電波を総務省に握られている

(電波法に基づいて放送免許を与えられている)ことも関係あるのかもしれません。

本来は、このような圧力があったら、

テレビメディアは断固として闘うべきでしょうが、それはなかった。

逆に、あの萩生田文書を契機に、

テレビメディアの忖度が急速に進展していったのではないかという気がしています。

これは民主主義や言論の自由にとって大きな危機だったと感じています。

――“cyzo woman

なんだか独裁国家のような感じですね。

望月記者

恐怖政治のようにも見えるかもしれませんが、

問題とされるべきは、政権だけでなく、メディア側の姿勢にもあると思います。

関係者を取材すると、

官邸側は反政権的な官僚や政治家、マスコミ関係者などについて、

出身官庁からの情報など、あらゆるチャンネルを使って調べているとも聞きます。

韓国・釜山の総領事の森本康敬氏が異例の交代となった背景には、

マスコミ関係者と森本氏が会食した際、

政権に批判的な発言をしたことが、

官邸に伝わったためとも聞きます。

ある元自民党議員は、

取材に対し

「政治部記者に官邸批判をしていたら、

その話がすべて官邸に筒抜けになっていて恐ろしかった」

とも言っていました。

前川喜平・前文科省事務次官は、

一部メディアで報道が出る前に、

新宿のバー通いについて官邸の杉田和博副長官から指摘を受けていました。

どこのメディアでもそうですが、

その部署に50人の記者がいれば50人分、

取材対象から聞き取った内容のメモができます。

マスコミのある社では、

かつてはそのメモを記者全員で共有していたそうですが、

今は「反政権的なことを言っている官僚や政治家がいます」と、

官邸サイドにその話が筒抜けになるのを防ぐため、

キャップやサブキャップ以外に

メモをシェアしない形を取るようになったとも聞きました。

これは、政権が怖いということ以上に、

権力側に気に入られ、

権力に食い込もうとするがために、

記者が自ら進んでメモを権力に差し出していると推測させることを示しています。

こういう状況は、

かなり危機的ではないかとも感じます。

どんな立場にいようと、

最後はメディア、

そして記者は権力の監視・チェックをし、

権力の暴走を防ぐために存在するということを肝に銘じる必要があると思っています。

――“cyzo woman

権力を監視するはずの記者が、

その役割を果たしていないということでしょうか?

望月記者

記者としては政権の内部に食い込みたいから、

そのメモを官邸サイドに渡すのでしょうが、

結局それは、

官邸が記者をスパイのように使う材料にもなっているわけです。

前川前次官に聞きましたが、

文科省の文化功労者選考分科会の委員の人選で、

閣議決定が必要なものがあったため、

事前に官邸にお伺いを立て、

人事のリストを見せた時、

杉田副長官から

「この学者は安保法制反対の学者の会にいるよね」とか

「この人は政権にあまり賛成していないね」と指摘を受けたと話していました

(杉田副長官は否定)。

前川氏は、

「要は、委員のメンバーからは外せと言いたかったのでは」と話していました。

この話を菅官房長官にぶつけると、

「それはない」と激しく否定し、指摘されたことをとても嫌がっていました。

内閣人事局を掌握し、

2014年以降、

霞が関の部長級以上の官僚5,600人の人事権を握るようになったことは、

今の政権の力の源泉です。

その内幕のような話は、最も触れてほしくない部分なのでしょう。

前川氏によると、

安倍政権前のかつての自民党でも似たようなことはあったが、

審議会の人事に少しくらい反政府側の知識人がいても、

官邸がそこまで口出しをすることはなかったそうです。

民主主義的な議論をするには、

ある程度、さまざまな立場の意見がある方が、

議論に多様性があっていいじゃないですか。

でも今、安倍首相の作り出す会議は、みんな安倍首相の色に染まった人ばかり。

加計学園の民間の諮問会議のメンバーしかり、

「NO」と言う人は周りに絶対寄せ付けたくないという感じがあります。

メディアの使い方にしてもそうです。

本来は国会の場など誰に対しても開かれている公平な場でこそ、

自らの狙いや心情を打ち出してしかるべきなのに、

読売新聞の一面で憲法改正議論を5月3日に出して、

国会で「読売新聞を読んでください」と言い放ったり、

改憲案を秋の臨時国会で提出することを

「正論」懇話会が主催したイベントで言ったりとか、

そういうのは非常におかしな話だなと思います。

――“cyzo woman

おかしなところが多い今の政権に対して、

国民はただ見守ることしかできないのでしょうか?

望月記者

まずは知ることです。

今、政治がどうなっているのか知ることで、

選挙の際の一票につなげてください。

支持率の低下は、政権にとって大打撃なんです。

加計疑惑の中身をきっちりと知れば、

今の政権がなんでもありのおかしな政権になりつつあるのではないか、

という疑念が解消されるか、逆に疑念が深まるかということが、

少しずつ見えてくると思うんです。

人事権を握られた現在、霞が関の官僚はひたすら忖度に動いてしまい、

「総理が言っているんだから」で済まされ、

本来は司司であるべき官僚の姿勢さえもゆがみかねないという、

政治の現状を理解することができてくると思います。

官僚側に立てば、

反対意見を述べて自分たちが左遷されるのが一番怖いということなのでしょう。

かつて、小泉政権下で打ち出した教育政策が、

当時文科省の一課長だった前川氏の考える教育理念・政策の在り方に合わないと、

ご本人がブログを書いて反論していたことがあったようですが、

小泉改革の中でも、彼が左遷されることはありませんでした。

今は、そういうことがあるとすぐに、課長は飛ばされてしまいます。

ものを言えない空気が霞が関官僚の中に漂っていて、

官僚の間に不満もたまっていると思います

(以上、“cyzo woman”の記事の抜粋おわり)

 

「またまた著名報道関係者、首相と夕食。曽我・朝日編集委員、山田・毎日編集委員、小田・読売論説主幹、石川・BSジャパン社長、島田・NHK解説副委員長、粕谷・日テレ解説委員長、田崎・時事通信解説委員。報道機関を糾弾すべし」

「朝日と毎日新聞に問う(読売は論外なので対象外)

①ニュース源にできるだけ接近し、正確に情勢を把握したい、

②ニュース源に利用される恐れの相克の中、後者を重視しNYT等西側主要報道機関はニュース源負担の会食を固く禁じている。

こうした西側主要報道機関の行動規範を受理しない理由は何か」

(元外務省国際情報局長・孫崎享氏2017-7-13ツイッター)

 

『ストップ・ザ・アベ!』『ストップ・ザ・極右!』です。

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