前々から気になって話題になっていたドラマの紹介です。

dTV :ピノキオ(韓流ドラマ) 今月から配信になりました。

dTVでは字幕版です。

今年1月TBSで放映されていたのですね、気が付きませんでした。

テーマ曲です。

 

報道がどのようにされていくのかを描いた作品です。

兄の犯罪を弟が報道するという凄い内容になっています。

ここに至るまでのやり取り、心の動きが切ないです。

 

そして、大好きなイナの母(TVキャスター)が自分の母を死に追いやった、

父の尊厳を傷つけた人だったのです。

其れって韓流だなって、思うよ、つくづく都合が良く繋がり過ぎ(笑)

イナとハミョンのラブストリーだけれども、その部分は少なめです。

 

^---prologueーー(ネタバレあり、注意)

 記憶能力の凄い、ある意味天才少年ハミョン(10歳前後)は、

兄そして両親とごく普通の幸せな日常を過ごしていました。

花火大会を見に行く約束を父親としたハミョンに、

不幸な出来事として押し寄せた 「TV報道」と

共に物語は始まっていきます。

消防士の父親は、

沢山の人を助けた優秀なリーダー的消防隊員でしたが、

花火大会の日に、

大事故があり現場で爆発に巻き込まれ行方不明になります。

心ない間違った、

マスコミの報道が原因で、

父は世間から冷たい目で見られ、

兄までもが家に戻らず、

ハミョン(イ・ジョンソク)は、母と共に海へ投身します。

それを報道で知った生き残ってしまった兄は、

一度に3人の家族を失った悲しみから復習の鬼になってしまいます。

ハミョンは引っかかった靴のお陰で、

1人の老人に助けられていました。

助けてくれた老人は10歳位でこの世を去った長男の代わりとして、

助けたハミョンを養子とし、

30年前に亡くなった長男が戻ってきたんだと世間に公言し、

ハミョンをダルポという名で長男として育てます

老人には次男(シン・ジョングン)が居ました。

年齢はダルポよりはるかに多く 同じ年の娘イナ(パク・シネ)と同居します。

ダルポはイナとは伯と姪の関係のまま2人は老人の下で家族として育っていきます。
イナは特殊な能力があり、

嘘を言うとしゃっくりが起きるという「ピノキオ症候群」でした。

ーーーendーー^

 

TV局が襲撃され右手を怪我したハニョンの髭剃りをするイネ

 

心ない間違った、マスコミの報道が原因で、父は世間から冷たい目で見られ、兄までもが家に戻らず、ハミョン(イ・ジョンソク)は、母と共に海へ投身します。

 

これがこの物語のテーマです。

父は、メディアに人間としての尊厳を奪われ、

母は海に身を投じ帰らぬ人となる。

兄とは生き別れになってしまう。

マスコミが彼の家族幸せを奪った元凶だと幼いころにしっかり見据えたのです。

後に運命は、犯罪を犯してしまった兄と出会います。
兄は復讐という道を選び人殺しをしてしまっていたのです。

ダルポはメディアへの憎悪を抱いてそれを武器に戦うのです。

 

第2話 ネタバレですが文字お越ししました。

司会者

最後の問題になります

フランクリン・ルーズベルトが

一般教書で明かした自由があります。

世界人権宣言でも確認されたこの4つの自由を全てお答えください。

アン・チャンス君がボタンを押しました。

チャンス君 この問題に正解したら、彼の勝ちです。

答えをどうぞ。

アン・チャンス

言論の自由、それから~~

司会者

さぁ あと3つ

最後の問題なので考える時間はあと5秒間与えましょう。

 

教室・オーディエンス

どうしよう間違えたら回答権が無くなちゃう

司会者

残念でした、解答権は自動的にチェ・ダルポ君に移ります。

ダルポ君正解すると新しいチャンピオンとなります。

チェ・ダルポ

信仰の自由・欠乏からの自由・そして恐怖からの自由です。

司会者

今3つ答えましたが あと一つも正しく答えて、正解となります。

チェ・ダルポ

あと一つは分かりません

司会者

え?

教室・オーディエンス

何よ、どうしてわからないの? チェンスが先に言ったじゃない。

司会者

知らないと言ってますが、チェ・ダルポ君

5秒与えます。

 

教室・イナ

わざとやってるのよ。

答えを知ってて譲ったのよ チェンスに対してやってみろって、、

司会者

勿体ないですね。チャンスは再びチェンス君になります。

アン・チェンス

信仰の自由・欠乏からの自由・恐怖からの自由それから言論の表現の自由です。

司会者

ハイ正解です。

~~中略 エレベーター前PDとの会話~~

PD

最後の問題は何故 友達に答えを譲ったの?

チェ・ダルポ

譲ったんじゃない、本当に答えを知らなかったんです。

PD

君は番組を悪戯だと思っているんですか?

友達に悪戯を仕掛けられてからかっているようだが、

悪戯では済まされないようだな。


アン・チェンス

その通りです。

(PD.チェンス:エレベーターに乗り込む)

乗らないならそう言えよ

(ダルプ:手でエレベータの開閉を止める)

チェ・ダルポ

放送を遊びなんて思っていません。

言葉って人を殺せるのが放送なのに

どうして遊びだなんて思えるんですか?

尋ねられたら答えるべきですよね。

僕が最後の問題を譲った理由は

正解したら、またこの汚い場所にこなければならないからです。

この場所は、

するべきではない推測をして、むやみに騒ぐ、

汚らしい人間が ウヨウヨいます。

マイクやカメラを恐竜のように使って

浮ついた人間ばかりです。

そんな最低な人間と同じ空気すっている居る事が

息苦しくて最悪なんです。

ーーーendーー^

大人が言えない正論を高校生のダルポが答えてしまう場面です。

此処からこのドラマにのめり込みました(笑)

PDさえもそれに苦しんでいたことが後に分かります。

 

 

弟のハニョン(ダルポ)は、憎いマスコミ報道に挑んでいきます。

TV記者という道を選択し、自分の過去の報道の闇を暴いて復讐という形ではなく、

良いものと悪いものという位置づけで過去の闇の部分を明るい物へと変えていきます。

そこに渦まくしがらみや、人々の生活を壊さずにできるだけ傷付けない様に

自分の復讐心を克服していきます。

それは復讐心より大きなもの、一緒に育ったイネを大切にする気持ちから

育まれていった、誰よりも器の大きな対応のような気がします。

消防士の父親から受け継いだものなのかもしれないし、

助けてくれた老人家族の暖かさから

育まれたのかもしれないですね。

このドラマは全20話なので一気見してしまいました。

 

心の中を支配する気持ちは

自分で決めるのだというメッセージ性が高い作品だと感じます。

環境によって育まれる包容力の大きさって器の大きさに繋がりますね。

 

現在のメディアの闇が何故起きてるのか疑問を持って居る人や

メディア関係者には是非最後のプロローグ3話くらいは見て欲しいですね。

権力に翻弄されている人達が 崩れていくのです。

マスコミの中の人間模様が 

本音と建て前で生きる人々を映像を通し理解できるようになっています。

そして、どうすればよいかのヒントもこのなかにあるような気がします。

 

「思いやり」が描かれているので、素敵な作品になっていると思います。

 

権力構造による、上から現場への圧力、

メディアの脚色報道、カット報道や、歪曲まではいかなくとも 嘘に近い報道が

新たな事件を引き起こす危険因子である事がドラマの中で描かれています。

 

 

理屈っぽいの苦手っという人にも、気持ちが上手く伝わる演出は素敵だと感じます。

一気見できたので 飽きない作品です。

★★★★☆彡+4 私の勝手な評価です。

 

 

 

 

 

 

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