　ダウ平均株価は前日比２１９・２８ドル安の３万３７２７・４３ドルで取引を終えました。

　ＦＲＢの追加利上げが、米国経済を景気後退に導くとの見方が広がり売り優勢となりました。

　インフレ抑制、景気の過熱感を抑える事を目標としていますので、基本シナリオは景気後退となるのが必然だと思います。

　すでに成長鈍化の兆しが見え始めており、先を見据えている市場はそれを反映させ始めている様です。

　個別では、マイクロソフト、JPモルガン・チェースなどが値を下げました。

　一方、スリーエムは値を上げました。飲料水汚染を巡る訴訟で和解金の支払いに原告側と合意したことが好感された様でした。

　ナスダック総合指数の終値も１３８・０９ポイント安の１万３４９２・５２でした。

　テスラ、エヌビディアなどが値を下げました。

(ドル円など)

　ドル・円は、1ドル143円台で推移しています。144円台も間近となっています。

6月の米製造業PMIは46.3と市場予想の49.0を下回り、前月（48.4）からも低下となりました。

　高インフレによるコスト圧力などが影響し、景況感の悪化に繋がりました。

　また、欧州主要国の6月のPMI（速報値）が相次いで市場予想を下回りました。

　この流れを受け、各中央銀行はインフレ抑制のために一段の金融引き締めを進める構えをみせています。英イングランド銀行やスイス、ノルウェーなどの中銀が政策金利を引き上げています。

　米国でもFRB高官から年内の1、2回の利上げに肯定的な発言が相次でいます。

　サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は、年内にあと2回の利上げをするのが現時点では非常に妥当な見通しだと述べたと発言しています。

　一段の金融引き締めが景気後退につながるとの警戒から株売りが進みました。

　(原油)

　景気後退局面から需要増の思惑後退でじり安となり、米国市場の序盤にかけて67.35ドルまで一段安となりました。

　ただ、米長期金利の低下を受けた買い戻しも入り、一進一退の展開となりました。

　水なすを植えてみました。

　今日は暑くなりそうです☀　熱中症に気をつけてください🚰

6/23 米株