子どもの頃、

幸せと思ったことは

一度もありません







思えば、小学生の頃から


早く大人になりたい

大人になって

自分の考えのもと、生きていきたい

自分の考えのもとで、家族を作りたい







気持ちは

常にはるか先にありました







頭ごなしに怒る人

決めつける人

本質を知ろうとせず

上部の部分だけで判断する人

周りの気持ちを考えずに

自分だけの思いで行動する人

威圧感のある人

言ったことがコロコロ変わる

筋がないのに人に強要する

そんな人が


震えるくらい嫌い







子どもの頃

母親と暮らす中でずっとずっと

キュッと心が

固くなっていました







家は子どもの私にとっては

緊張感があった場所







社会に出て

そのような態度の大人に対して

嫌悪感が走る







仕事での相手なら

それは間違ってると

はっきりわかってるから

絶対に受け入れない


関わらなくていい相手なら

すぐに離れる


私が主で働ける立場になったら

いつかいつか


早く歳を重ねたいー

そう思い続けて



 




子どもの頃の私は

心の中で

ずっと牙を剥いていた

こんな風な大人には、絶対にならないと

唱え続けていた


子どもなりに、

大人の理不尽さはわかりました







自分の、私の家族を持って

この27年間

自分の考えで

家族と向き合いつづけ

やっと

安心できる

私の居場所が今はある






心から大切にしたいと

思える

人にも出逢えた







大切な人たちには

向き合いたい







職業は保育士です



苦しい思いをしながら子育てをする

お母さん

向き合い方がわからなくて

子どもとの関係がうまくいかない

お母さん







子どもの発達を促すことに加え

お母さん支援は大切にしたい

寄り添いたい

もちろん

子どもの頃の私のように

苦しい思いをしている子どもにも







大人になったら、大人になったらー

と耐えていたあの頃の私に

よくがんばったねって

伝えてあげたい







そして、

日々、いろんなことはあるけど

50歳になった私は

今、とても幸せです。