私が18歳。

彼が21歳くらい。


サークルの合同飲み会で初めて出会った先輩だった。


一目惚れした。

大好きなレスリー・チャンにソックリだったから。


私の中でアイドル的存在になった彼。

当時、私の先輩と付き合っていることを知っていたし、一目惚れしても、私は同級生の男の子の方が気になっていたし、当時一瞬付き合ったのも、その男の子だった。


夜の飲み会の席はくじ引きだった。

私は憧れの彼と隣になれた。

めちゃくちゃ嬉しかった。


だけど当時私は処女だし男の人に全く慣れていなかったので、何を話していいのか分からなかった。


先輩は、梅酒の実で人間ポンプ芸を私に何度も見せてきた。驚いた。素直に凄いと思った。人間ポンプ芸がインパクトありすぎて、憧れの先輩だったのに、何を話したか全く覚えてない。


結局、その憧れの先輩と1年か2年後にサークルの会で再会した時から10年間の付き合いとなった。


後から本人に初めて会った飲み会のことを聞いたら、くじ引きをしくんで私の隣になったそうで、本人曰く「お人形さんみたいに可愛いから何を話していいか困って人間ポンプをするしかなかった」そうだ。


よく「あの頃は可愛かったなあ。初めて会った時衝撃だった」と言っていたので、それがほんとならお互い衝撃を受けていたのだろうか。


だけど運命のなんとやら、ではないと思う。


こんな記事、誰も読んでないから好き勝手書くが、私が若い頃はもしかしたら本当に少し可愛かったのかもしれない。


思い返せばモデルやってくれだの、初対面で食事中、私の容姿のかわいさ(笑)に衝撃を受けたと言って何度も口からタバコを落とす人もいた。


美人だとか、私の容姿に関して色々褒めてくれる男性は実は多かったけど社交辞令だと思って信じていなかった。


私はずっと自分がブスだというコンプレックスがあった。今もだ。いや、今こそ本当にオバサンになってしまったが。


妹は私の昔のことを、イヤそうに

お姉ちゃんめちゃくちゃモテていたよね。

毎晩誰かしら男性から電話が来て(当時スマホとかないしポケベルとか使ってなかったので実家の電話番号を使っていた)パパが断るのウンザリしてたよと言う。


私は猛烈な片想い中だったから、モテてる記憶もない。


ブスでモテない自分にコンプレックスがあった。


初めて付き合って一瞬で私が振られた男子に、「お前が自分をブスだと思ってるなんて絶対に女子にいうなよ。めちゃくちゃ嫌われるぞ」と言われたこともあったのに、人の言葉より自分の思い込みが現実だと信じて疑わずに生きていた。


摂食障害なんかも同じような部分があるんだろうな。