あれから11年たちました
11年前の9月4日主人は帰ってきませんでした。5日の日付が代わる頃、警察からの電話、そして彼は意識がありませんでした。運転中の脳出血でした。土砂降りの雷の中、現場に向かい、直ぐに救急車に乗って、着いた病院がどこかもわかりませんでした。処置室前で待たされて、看護師から雨でグッチャグチャになった服を渡され、医師から言われたのは『かなり酷い脳出血です。一生車椅子だと思って下さい』あの日の1時すぎから5時くらいまで、私は一人で病院のイスに座ってました。朝には信じられない青空でした守衛さんに「ここはどこですか?」どこの病院に連れて来られたのかもわかってませんでした。一度帰る為にタクシーに乗って「一番近い地下鉄駅に行って下さい」と…家と病院は1時間以上かかるところでした。目を覚ました彼は、言葉がわかりませんでした。『失語症』って言うんですって…記憶も言葉も知能も身体も、今までの機能がぶっ飛んで、どっかに行ってしまいました。『高次脳機能障害』って言うんですって…だったんだよねぇそっかぁ、11年たったんだなぁって毎年同じことを振り返るんだよね目に見えない障害と戦うなんてムリ!Σ(×_×;)!だから『認めた』の『障がい者』になったこと『ダンナ君』になったこと『ご主人』はどう?って聞かれるのがイヤで、『ダンナ君』は元気です👍って言うことにしたらおこれはいい響きだな『ダンナ君』今日、9月5日は『ダンナ君の誕生日』なので、(生まれたのは4月です…)美味しいもの食べに行く日です。こういうことは、ちゃんと憶えるんだよね11年、家族や友人、出逢ったたくさんの人達に支えられて生きてきました✨ありがとうございますそして『よく頑張ってきたね』というお言葉も遠慮なく頂くことにしました ρ( ^o^)b_♪♪『自分で自分を褒めたい』(有森裕子さん)そういう自分になりたいちょっとずつ、ほんとにちょっとずつ🐌出来ることが増えてきたんだよねこれからもそれを楽しんで生きていくんだーいつも支えてくれる皆さんへありがとうございます😆💕✨