こんにちは。
アメリカのミレニアル世代が
肉を食べなくなった理由と
して挙げられたのは次の3点
- 肉が人間の健康に良くないことが分かってきたから
- 肉が環境破壊に繋がるから
- 肉食が動物愛護の精神に反するから
食肉生産工場
かつての日本の農家の暮らしは
ぽかぽかした軒先に犬も猫も鶏も、
それぞれが追いかけっこするように
遊び、産んだばかりの温かな卵を
お母さんがエプロンに抱え込み
台所へ急ぐ...
しかし、畜産も今はすっかりと
様変わりし、外国と同じように
効率化重視の生産工場となって
しまいました。
仔牛を畜殺出来るまで育てるのに
昔は2年以上かかりました。
しかし、そんなに長く飼育して
いると経費に負担が出てしまいます。
消費者が安さを求めるからです。
成長期間を短縮するため、アメリカ
の大部分の牧場では人工的な成長促進
剤を使用するのが普通になりました。
これを使うことにより異常に早く
筋肉が成長します。
EU(欧州連合)や日本は禁止して
いますが、アメリカ全体では肉牛の
約3分の2に成長ホルモンを与えて
おり、私達はそれを輸入して食べて
います。
おまけにアメリカでは、これを
牛乳生産量を増やすためにも
使用しています。
乳牛は常に妊娠し、牛乳を出し
続ける状態にさせられます。
乳牛は通常20年の寿命ですが
多大なストレスにさらされ、
疲労もひどく病気にもかかり
やすくなって、4歳になるまで
には殆ど歩く事が出来ない状態に
なると言います。
働けなくなったら直ぐに殺され
るだけです。
また、日本でも小学二年生で初潮が
きてしまった女の子がいました。
先生が良く聞いてみると外国産
牛肉を好きでよく食べていると
いう事。
成長ホルモンの効果(害?)が
この女の子にまで及んでいるという
恐ろしい事例です。
また、牛は通常牧草を餌としますが
高カロリーのとうもろこしや大豆の
遺伝子組み換えで作られた餌に変え、
成長ホルモンを注入することで
乳牛から絞る量を増産することが
できます。
今日、平均的な乳牛の牛乳生産量は
一日約45キロ
これは自然のままの生産量の約10倍
という数字になります。
これを虐待と言わずに何という?
卵の生産に使われているめんどりは
巨大な金属製の檻がたくさん並んだ
超過密状態で押し込められ、身動き
も羽ばたくことも出来ない状態で
飼育されています。
そんな状態なので骨折したり、足が
もげてしまう鶏もいるといいます。
他の鶏の糞や卵を頭から降り被り、
蛆さえ湧くこともあります。
また、鶏同士でくちばしでつつき
あい、喧嘩をするのを防ぐため、
ひよこのうちにくちばしの先端を
取り除いてしまうということが
普通に行われています。
そのためには骨と軟骨、それに付随
する組織を切断しなくてはいけ
なくなります。
また、子供を産めない雄鶏は
生まれると直ぐにシュレッターに
かけられ殺されます。
牛も豚も生まれると直ぐにお母さん
から離され、麻酔もせずに去勢や
断尾(豚)断角(牛)が行われて
います。
また、輸送され屠殺されるまでの
間、24時間以上もしくはそれ以上、
ろくに水さえ飲ませてもらえません。
鶏の屠殺は条件なしに意識がある
まま首を切られます。失敗した
ものは今度は生きたまま煮沸タンク
に漬けられます。
熱処理するのは、羽を緩め後から
取り除きやすくするためです。
屠殺場では放置時間も多く、無人
になることも多く、よく野生動物に
襲われることがありますが、そんな
問題も解決されないままでいます。
そして、病気だったり、大きすぎたり
小さすぎたりして規格外の動物は
たたき殺す、焼き殺す、ビニール袋に
入れて窒息死、ケージにまとめて
溺死、餓死させるなどの行為が普通に
起こっています。
このような動物は途中でペットフード
用処理所に移動になります。
そして、何より日本の動物愛護管理
法にはこれらを虐待と認める法律は
ありません。行政自身、畜産業に
口出しできないないのです。
屠殺に関わる人は、仕事遂行上
義務として言われた通りに行動する
しかなく、
これらを生き物として考えなくなるか、
もしくは感情を捨てて作業を繰り返し
内部では誰もその状態を変える事が
出来ないまま続けられてきました。
魚にも痛覚がある
小さな魚であっても、脳の構造
と機能を含む感覚システムの研究
から、痛みや苦痛を感じている
ことはもうずいぶん前から分かって
います。
刺し網にかかった魚は何日も
放置されされることがあります。
深海から一気に引き上げられる
魚は急激な気圧の変化によって
死んでしまいます。
生きたまま船の甲板に揚げられた
魚は窒息死するか、腹を裂かれ
ます。
マグロやタラのような大型魚は
えらを裂かれたり、内臓をとられ
たりする間もしっかりと意識を
保っていると言われています。
また、底引き網は海底の稀少な
珊瑚まで破壊してしまうほど、
環境に悪影響を及ぼす漁獲法です。
また、養殖業は、狭い檻に魚を詰め
込み、先程の家畜と同じように
密度の高い環境で飼育されるため
魚同士がぶつかってケガすること
も多く、死亡率も高いのが現状です。
さらに収穫一週間前には内臓を
綺麗にするため、餌も与えてもら
えません。
そしてまた家畜と同様、魚をとったり
養殖したりするのを規制する法律
もありません。
アニマルウェルフェア(Animal Welfare)
アニマルウェルフェアとは感受性を持つ生き物としての家畜に
心を寄り添わせ、生まれてから
死を迎えるまでの間、ストレスを
できる限り少なく、行動欲求が
満たされた健康的な生活を送るため
畜産のあり方です。
日本では「動物福祉」や「家畜福祉」
と訳されてきました。
5つの自由
- 空腹と渇きからの自由
- 不快からの自由
- 痛みや傷、病気からの自由
- 正常な行動を発現する自由
- 恐怖や苦悩からの自由
こちらから引用
家畜だけでなく、ペットや実験動物
など、あらゆる動物のウエルフェアの
基本として世界中に認められた考え方
です。
こんな当たり前のことさえ、許されて
来なかった...そんな現実をあなたは
どう受け止めましたか?
私たちが出来ること
私達が消費する家畜の数は年々
増加しています。
一方、これらの動物達に対する
扱いがどんどん残虐化され
問題となっています。
これらの「動物の心配なんて
したって仕方がない」
「自分には関係ない」そう
思われる方もいると思います。
しかし、肉を少しでも減らし
植物メインの食生活に切り替え
られたらどうでしょうか。
肉を生産するよりも穀類、豆類、
木の実、種子類、果実、野菜を
育てる方が、ずっと効率的に、
生産することができます。
このまま、もっと人口が増加した
時に肉食のための生産が変わらず
続けられていたら、水も食料も
全ての人に行き渡らなくなります。
魚も漁獲のし過ぎ、乱獲が続き
絶滅に近づいています。
そのために、今から二日に一回
でも、一週間に一回でも肉や魚を
控え、プラントベースに置き換え
ていくといった食生活の改善に
よって、私達はそれらを遅らせる
事が出来ます。
これまでお話したあらゆる残虐な
行為は畜産の方法として合法化
されてしまっています。
最近になって、多くの動物愛護の
活動家たちが暴露を始めました。
しかし、恐ろしいことに現実は
2011.4.14の「ニューヨークタイムズ」
に掲載された記事のように「一部の州、
畜産動物虐待の暴露を禁止する方策を
探る」という記事が出ているという...
虐待を禁止するどころか「虐待の
暴露を禁止しよう」と立法府は
動いているのです。
私は子供頃、食物連鎖のピラミッドが
どうしても受け入れられませんでした。
ライオンが鹿を食べるのがどうしても
許せず、大嫌いだったんです。
しかし、現実はライオン(大型動物)
がいるからこそ生態系が狂わず全ての
生き物たちが安定的に成り立っています。
本来、その生態系を人間が好き勝手に
手を入れて、いじってはいけないし
(調整を除く)そんな権利はないのです。
地球から与えられた本来の生態系
はどんな形だったのだろう?
なぜ、猿や熊が人間が住む所までやって
きて食べ物をあさってくるのでしょうか??
今日の話から、今すぐひとり
ひとりが動き出すべき理由が
みえてきたでしょうか?
先ずは食生活の見直しと隣りの
誰かに伝えることから…
アメリカのミレニアル世代は
もう気がついています。
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四方よしの立場でひとりひとりが
考えて動けば、「みんなが幸せな
食の循環」を作りあげることが
可能になります^^
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