妊娠していたときのこと
優先座席であっても
必ずしも席を譲ってくれるとは限らない
妊娠後期から臨月あたりの
お腹の大きくなった頃は 見た目も分かりやすいので
譲ってくれる人は多かった
でも お腹が目立たない妊娠初期
体調が安定していない つわりの時期もとても辛い
この時に席を譲って欲しいとよく思っていた
私は毎日通勤で満員電車に乗っていた
妊娠中期の頃だったと思う
ある日の帰り
優先座席の前ではなく普通座席の右端の方に
つり革を持って立っていた
そうすると
私の前あたりの席の方ではなく
左端の席に座っている 40歳前後の男性が
私に手を振り
『赤ちゃんがお腹にいるから、席を変わってあげる』
と声を掛けてくれた
私の鞄に付いていたマタニティマークを見て声を掛けてくれたのだろう
近くに座っていた訳ではない
しかも満員電車で、離れた席から手をあげて声を掛けてくれた
私は申し訳ないとも思ったが
折角のご厚意を有り難く思い 満員の中をすり抜けて
席を譲って頂いた
きっと その方も奥さんが妊娠しているか
小さなお子さんがいるのだろうと思った
席が離れている満員電車での出来事
とても良い人だった
今でも忘れない
お腹にいた子は無事に出産し元気に育っています
そう伝えたい