*馬鹿みたいに長いよー。一時間以上掛かったよー。(仕事せーよっ!)









全く持って寝れなかった土曜日。飲み方に行って帰ってきて就寝したつもりの2時。

「もう寝らんと明日はやーちか!」

等と思いつつぐずぐずしてて気がつくと4時。

ならばとあきらめてそれから「TRICK 新作スペシャル」のDVD鑑賞へ。


それから6時になったんで支度をして6時半に集合場所へ。

そんでバスに乗り福岡空港へ。


久しぶりの国際線。俺空港好きったいね~。

特に福岡空港の国際線ターミナル。

やっぱ心躍るっての?

とはいえ相変わらず時間を持て余すでしょ?


そのために以前図書室で借りた本をとっておいたのさ。今日の為に。

「ライ麦畑でつかまえて」

これって聞いたことにゃー?

俺ですら名前くらいしってたけんがよほどの名作なんだろうってことでチョイス。


ワクワク感を抑えつつ読み始めまして。

ソレが段々とイライラになっていくのにそう時間はいらんかったね。

なんじゃこの書き方。

えっらい憤慨させてくれるじゃないか!!


こんなにイライラした本は久しぶりでして。

えーまー結局20ページくらいで断念。どうにも読むことは精神的に無理だわ・・・・。

何でこんな本をとっておいたのか自分にもイラってきたね。

まー寝てないので情緒不安定だったのかも。

とはいえもう一冊持ってきたけんえーけどね。そっちは心理学の本だけん間違いない!・・・はず・・・。


なんやかんやで搭乗手続き済ませて中へ。軽くサンドイッチでもと思って売店に立ち寄って一人食いよったったい。

そしたらふらっとおじ様が俺の隣にこらした。

何となく

「どちらにいかれるんですか?」

と聞きよったね。気がついたら。


少しビックリした様子のそのおじ様は

「私ですか?上海です。」

だと。コレは絶好の機会だ!

そう思って色々聞いてみたったい。


すると観光ではなくて仕事で月に一回は行ってると。

これはいよいよ色んな情報を聞けると思って前のめりですわ。

元々バックパッカーの俺はこういう旅先(まだ旅先じゃなかばってんね。。)で色んな知らないヒトと会話するのが一番の楽しみつたい。

便も一緒みたいだし結構軽快な会話をさせてもらいました。

これこそ本当の一期一会だねぇ。

等と感慨深げになりつつ情報を頂きました。


ほんでまー機内に乗り込み、退屈な時間をやり過ごしていよいよやってきました上海!!

飛行機から降りてすぐにバスに乗ったのよ。機内で一緒だった(?)フライトアテンダントの石川ちゃんに心惹かれながらも後にする切ない俺の恋心。

「ごめんよ。コレも仕事のうちさ。でも大丈夫。心は置いていくから。」

そうブツブツ言いながらさよならしたわけですよ。

なんさまよかおなごだったわー!これもジプシーの宿命よねぇ。


で、バスに乗って建物内に侵入するまで約五分。

なげーよっ!!もっと近くに停めればいいたい!!

さすが中国。土地が余ってますので。


ほんでまぁ入国しますよ。そんで現地ガイドに迎えてもらって何の苦労も無く上海旅行のスタート。

コレがいつものようなバックパッカーの旅行ならこの到着してすぐが一番気を使うったい。

だって観光客丸出しで誰に狙われとるか分かったもんじゃなかろもん?


でも目的地まではいかないかん。

タクシーなんかもそういう奴らと見ては値段を吹っかけてくることもシバシバ。

だけんどうにか正規の値段で市内まで行く路線バスを見つけて、市内に入ったら宿探しが待ってる。

右も左も分からん初めての街に来て一番安い宿を目指して、大きなバッグをからったまま口あけて空を仰ぐ。


コレがいつものパターンなわけたい。

そこいくとドンだけ楽か。

現地ガイドは日本語ぺらぺら。ホントに何の心配もなかみたい。



豫園3 豫園1



今日は「豫園」に行ってみたりした。この「豫園」っていうのは個人が造ったでっかい庭園だそうで。

その本人の親父が80歳の誕生日を祝って造ったんだと。

それがね?その本人の仕事が日本で言う天皇陛下の近くに居るような役人だったと。

そしてその立場を遺憾なく利用してかかったお金のほとんどを「賄賂」で造り上げたんだとか。

さっすが中国!やることがアグレッシブぅ!


しかも工期は26年かかったんだって。つまり親父が54歳の時に工事スタート。

そう考えれば「80歳の誕生日」ってのはどうにも後付っぽいたい?

そんなうそ臭さ全開のところもまたいとおかし。


実際見学して

「おおおお」 「フォーっ!」 「すっげぇ」 等と浅っい感嘆詞を並べつつ練り歩きました。

いやはや良かったよ。


昼飯をその足で食いに行ったったい。

基本的に

「油的麺的大大的クルクル飯」

なわけで。馬鹿んごつ量があってそしてまた・・・・不味・・・・。

麺が出てきたかと思いきやまた麺が!!


昼飯


よくある

「ツアー客!どんだけ囲ってドンだけ利益を上げるかドンドコ荒利勝負!!」

みたいな連れ込み型バックをジャンジャン還元します!っていうソレ。

まーしょんにゃーか・・・・。

最後にビール飲めない甘党の僕ちゃんの唯一の楽しみ。そうデザート!


「きっと・・・杏仁豆腐だろうなぁ・・・」

なんて楽天的な考えだったデザート前。

飯が不味不味だったために物珍しいものでなくてもいいやってさえ考えてたあの頃。


時間的にこやつだな?

そう思って最後に運ばれてきた大皿を期待と共にみたら、なんとそこにはぁぁぁぁぁっ!!!








皮を剥かれた一個ずつになったみかんがっ!!なんじゃこらぁ!!(怒)

え?これがもしかしてデザート???

不信感爆発しつつもその丁寧に白ヒゲまで取られたソレを口に運ぶ。








固っ!!テメコノヤロ朝一番で皮剥きやっつけたな!?

うがぁぁぁあ!!(呆)


結局コレがデザート扱いでして・・・・・。えーまー。

大失恋した気持ち。この大きな胸のポッカリはどうすりゃいいのさ!・・・・グスッ!


それから近くの町を散策して。

すぐに

「センエン!ルイビトンセンエン!ローレックシュ!センエン!ホンモノ!!」

と言いながらバンバン俺の大好きな嘘っぱちな輩がジャンジャンきた。

さすがに俺も買いたいけど売られに来られるのは嫌い。


待ってる嘘っぱちにこっちから挑んで行きたいチャレンジスピリッツ溢れる男たい?俺ってば。

でね?そんな輩をどこか後ろ髪引かれながらやり過ごして建物の劣悪な所や人のいい加減さを見つけては

「さすが中国!!」

と一人唸っておりました。


次に

「新天地」っていう観光名所へ。



町並みは綺麗ばってんか、だけんナンや?って感じ。

だめて!俺みたいなんをこんな

「どう?小奇麗でしょ?そうなんでしょ?」

的な場所に案内しても・・・。ニンゲンが嘘っぱちなんだけん。

俺はうそ臭いところにいって嘘っぱちの商品を吟味とかしてーのよ!!

そして現地のうそ臭い代表と日本のうそ臭い代表とで対峙したいのさ!


それから

「上海雑技団鑑賞」へ。

コレがまた凄かった!!

何が凄いて途中のマジックってクダリがあってたい?

「箱の中にヒトを入れて施錠し8本ばかしナイフを突き刺してやろうじゃないか?!」

的なやつがあったい?

その8本のうちの4本くらい刺さらんとだけん!?


途中あきらめてそのまま進行しやがったけんね。

「ワタシ何モ悪クナーイ。悪イノ大道具ノ奴デスカラ!」

みたいな表情がすさまじい。


ホントに凄かったのは

「バイクに乗って鉄球の中をグルグルしたっていいじゃない!」

的なやつ。


バイクin鉄球

大きな鉄球の中にバイクで入ってグリグリ周るのよ。

しかもソレが5台も入って縦横無尽に周るったい!


俺は30歳で大きな声で

「いやぁぁ!!もうええーてぇ!危にゃーてぇ!!」

と思いっきり叫んでストレス発散しました☆

あれはスタンディングオベーション@心の中の秘めたる思いだったねぇ。


他にも色んなアトラクションがあったばい。

「ソッチに曲がってはなるめぇ?」

ってくらい身体がグニャんグニャんの女子とか。

いやいや。オソルベシ雑技団。


そのテンション高めのまま夕食。

香港にも似たような所があるなーと思いつつ

「外灘」ってとこへ。

そこで食ったのも昼間食ったのと同様じゃ?って思う飯。呆るっばい・・・・。

少しはまともに食えはしたけど・・・。


外灘4 外灘3



外灘1



それで川辺を少し散策。それからやっとホテルにチェックインしたのが8時。

それからまた近くの喫茶店みたいなのに4人でいったったい。

「ビールが飲みてぇ!」

って競馬馬鹿が言うもんで。


しかしココがねぇ。全く英語すら通じない。

バックには山口百恵の歌やら日本の懐かし的歌がジャンジャンかかってる。しかも目の前に座った奴の顔もよく見えないくらい薄暗い店。

いやぁ引き当てちゃった・・・・・。

何とかメニューを貰うと

「meal」って欄から適当につまみをオーダー。


そして出てきたものはといいますと、

「スープ」と「豆腐料理」と、なんと「弁当」


なんでじゃい!!あほか!!!


ならばと店員をよんでオーダーを見せつつ

「この豆腐料理みたいなんはどれだったの?」

的なことをさらっと聞いてみたったい。

そしたら

「OK!」

って言ってその場をスッと離れやがった。

そして間もなくガタンと俺の目の前にまた豆腐料理が・・・・・。


誰がオカワリを頼んだやてぇ!!!!

くっそう・・・・・・さすが中国・・・・・。ミラクルばかりが起こりやがる・・・・。


ビールとコーヒーと弁当とおかずとアイスクリームに囲まれるという不思議な空間を満喫して初日の上海ナイツは更けていくのでした・・・・・・。