《A明転飛び出し B暗転板付き》
A:B~!!(Bに駆け寄る)はぁはぁ。はい、これ(色紙を渡す)。あっちに行っても、僕達の事忘れんなよ。
B:こんなの、いつのまに…?!これ、皆がわざわざ俺のために書いてくれたのか?!(嬉しそうに)
A:ううん。皆にお願いしたら皆に断られたから、僕が1人で、皆が書いたっぽく書いた!(笑顔)
B:(驚いてAの顔を真顔で見る)・・・え?
A:だから、皆にお願いしたら、絶対あいつの為に色紙なんか書きたくねぇよ、ふざけんな殺すぞって言われたから僕が1人で、皆が書いたっぽく書いた!(笑顔)
B:・・・
A:ほら、読んでみろよ。
B:え、うん。『野球絶対続けろよ!今度会うのは甲子園の舞台で、だからな!負けないぜ!お前は俺の永遠のライバルだ!ゆうや』・・・
A:ぽいだろ?
B:ぽいけど!本当にこれあいつじゃないのか?
A:あぁ!書いてない!僕が書いた!
B:じゃあ、頑張って甲子園に行っても
A:あぁ!あいつはお前の事、待ってない!
B:マジかよ。『あなたは真面目でリーダーシップがあるので、どこへ行っても上手くやっていけると思います。この教室で学んだ事を存分に次の学校で活かして下さい。担任 五十嵐敦子』・・・先生。
A:ぽいだろ?
B:先生も?!
A:あぁ、断られた。頼んだら「なんで?」って言われた。どうしたんだよB?目真っ赤じゃねーか。最後は笑顔で、バイバイしようぜ?
B:そういう涙じゃねぇよ。
A:ほら、まだあるぞ?ここに来れなかった奴らの為にも読んでやれよ!
B:お前しか来てねぇんだよ!そいつらのために読まない方がいいって。
A:あぁそうかよ!だったらそのまま、サキちゃんからのメッセージも読まないつもりかよ!
B:どうせそれもお前が書いてんだろ!
A:悪い、先に読ませてもらった。
B:?!(慌てて目を通す)・・・『Bくんへ。Bくんがずっと私の事を好きだって事気づいてました。私もずっとBくんへの気持ちを伝えたいって悩んでて…。そんな時にAくんからBくんの引越しの事を聞いて、悲しんでるとAくんが色紙で伝えようって考えてくれたの。"サキちゃんのところ以外は全部僕が書けば誰にも見られなくて恥ずかしくないだろ?"って。』(驚いて視線をAへ)…A…お前…
A:(恥ずかしそうに鼻を触る)
B:『Bくん、思い切って言うね。離れてても、これからもずっと、好きでいてもいいですか?』・・・サキちゃん。
A:ぽいだろ?
B:やっぱお前か!!途中「え、マジ?」ってなった自分が恥ずかしいわ!
A:サキちゃんな、「誰?」って言ってたわ。
B:えぇ…!ずっと同じクラスだったのに?てか、ちょっと待てよ。・・・(色紙をよく見る)これ、お前のメッセージが無いじゃん。
A:(色紙見てる間にスーッとハケる)
B:(いない事に気づく)えー・・・
fin.