企業が抱える社員のメンタルヘルスの問題は年々増加傾向にあるようです。
そんな世相を反映してかストレスチェック義務化法が来年施行されます。
パニック障害やうつ病など診断、治療そのものはエキスパートに任せるとしても、
それ以前にどうすればメンタルの安定を保つことができるのでしょう。
仕事柄メンタルヘルスに関わることが多く、
私なりに得た見解は次のキーワードにつきます。
「あるがまま」
今年ふうに言えば『ありのまま』です。
これは森田療法の考案者である森田正馬先生の至言です。
自己の理想、かけ離れた現実。
期待に応えたい自分、応えられない自分。
堂々とありたい自分、動揺してしまう自分。
できるAさん、できない自分。
人はそのギャップに執着する時、精神的安定が崩れ始めます。
その執着こそがストレスの根本といえます。
この場合の執着とはギャップにだけスポットライトをあてて、ギャップを埋める為に
何をすべきかを考えることもなく、ギャップそのものにこだわり続けることです。
「こだわる」のは受け入れることができないからこだわるのです。
「あるがまま」
まずは
「あるがままの自分を受け入れてみる。」
できない自分、弱い自分、不安な自分、あるがままの自分を。
そこから新たな局面が開けてくるのです。
昨年のブログにも書きましたがゼロは動かない足をあるがままに受け入れ
毎日を淡々と生きています。

そんなゼロと共に生きている自分は些細な事を憂うことなど
もちろんできるはずもなく、
来る2015年をあるがままに淡々と迎えることにします(笑)。