夫の喪中はがきを出した翌日から、2・3日の間に夫が勤めていた会社関係の方から3人、
私の友人から5人、計8人の方から電話を頂きました。
皆、それぞれにはがきを見てびっくりした。Kさん(夫)が亡くなって残念だし、
寂しい。とも言ってくれました。
私の友人2人は夫の病気を知っていたが、まさかまだとても元気だったから・・・
と、言っていました。
うん、まさか今ではない。と、私も思っていたよ。と心では思っていたが、
発病告知から5年と3ヶ月が過ぎ、肺の繊維化もかなり進んでいたようだし、
何よりも体力は衰え、抵抗力が無かったから限界だったんだと思うの。
でも、一度は退院して家に帰ってこられるとは思っていたんだけどね。
考え方によっては今、帰ってこられたとしても元の体力では帰れないし、
この時期、コロナも大量に発症しているし、ベッドでの生活が続くから、
それを考えると今で良かったのかも。とも思えるの。
等と友と話しながら、私は自分の心に「これで良かったんだ!」と、強く言い聞かせた。
何時であっても、何時まで経っても、満足できる回答など望めないのであれば、
現実をしっかり認めて次に進めないと自分の生活が成り立たないのではないか、
との不安もある。
夫が亡くなったばかりの時は自分がお葬式を出し、雑多の手続きもしなくては、と、
一生懸命でした。
それが終われば、次は納骨法要を済ませなければ・・と、目一杯気を張って
頑張っていました。
そして、喪中はがきを作成し、友人知人に届けることで、
私の中ではある程度の区切りが付いたと思っていたのに・・・
友からの電話で夫の事を色々話したからなのか、
夫の入院中の事、亡くなる前の事等が
何度も何度も思い出され、強烈な悲しみに襲われるのです。
・・・・・涙が出て止まらない。・・・・・
夫は闘病中の5年間をどう思っていたのだろうか?
生活は制限され、好きな趣味も楽しむことも出来ず、
食べたい物も食べられなくなり・・・
それでも生きている価値を感じていたのだろうか?
などなど・・・
考えても考えても答えの出ない疑問が繰り返し頭を巡るのです。