昨日11時から、夫の納骨法要を行いました。

 

コロナの事も有るので参列者は夫と私の兄弟だけにお願いし、

夫の兄弟は長姉とその長男、次女、三女は亡くなっているのでその長男、そして、

家を継いだ弟とその嫁の6人。

私の方は私と、姉、そして将来墓地の管理を託した姉の長男夫婦の4人なので、

合計10人です。

 

実は我家、夫も私も信仰心のかけらもなく、子供もいないことから、

夫が生前中に墓をどうするかについて、何度も話してはいて、お葬式は無宗教で家族葬で

良い。でも一応墓は作ろう。と言うことになり、

その意思通り、無宗教の家族葬で執り行いました。

 

しかし、無宗教、家族葬でのお通夜、葬儀に2度ほど参列したことが有るが、

お通夜には、お焼香後、ただ参列者が雑談する形になり、小さな子供でも居ようものなら

走り回ったり、騒いだりでお通夜を行っているとは思えない状況でした。

 

それが嫌で、私はお通夜には夫の好きだったオカリナ奏者、宗次郎の曲を流して貰い、

お焼香後、夫の死に至るまでの病状等を簡単に説明しました。

その後病気に罹患する前、楽しんでいた趣味(ダイビング・ゴルフ・男の料理教室・オカリナ)

の話をし、葬儀社の方に予め渡しておいたダイビングのDVDを観てもらうことにしました。

 

家族葬とは言え、夫の訃報を聞き、お通夜に参列して下さった会社関係者10名の

方々の中にダイビングのみならず仕事関係でも深いお付き合いをしていた方が

いらしたので、突然ながら、ダイビング仲間として話しをして頂ける様、お願いしました。

 

彼は組合委員長をしていた方なので、人前で話をするのは日常茶飯事、ためらうことも無く

夫の好きだったパラオでのダイビングの様子を色々と説明して下さいました。

 

その後はお食事をしながらの雑談。

 

翌日の葬儀でも、数人の夫の知人がお参りしてくださいました。

 

そんなお通夜、葬儀を終えた後、「家族だけで見送ろう。」の考えは

もしかしたら間違っていたのかもと、思ったりもしました。

来て下さった方から「生前お世話になったり、お友達付き合いしていた人の中には

ちゃんとお別れがしたい。と思う方もいるのだから、迷惑だなんて思わず、

訃報を知らせて下さった方が有難いですよ。」と、言われたのです。

 

その後も自宅にお別れをしに来て下さった方々も居て、夫自身もここ何年も彼等とは

お会いすることも無く過ごしてきたけれど、やっぱりお会い出来て嬉しかったかも。と、

思わずにはいられませんでした。

 

まぁ、夫と私と二人で話し合って決めていたことなので悔やむのは止めましょう。

結果はどなたかの耳に入り、夫の人生に関わった十数人の方とは最後のお別れが

出来たのですから。

 

無宗教とは言え、納骨法要には墓地経営のご住職に読経をお願いしました。

読経、納骨、お焼香で20分程度で法要は終わりました。

その後休憩し、

予約してあった料理屋さんで12時20分から食事、1時30分に解散しました。

 

今、もう夫のお骨は自分で選び決めた墓地の、一年前に建立した終の棲家である墓に

お引越しし、静かに眠っています。

夫の兄弟からも静かで良い所を選びましたね。と言われ、夫も喜んでいるでしょう。

 

私は・・・

昨日の朝まで置かれていた夫のお骨が、今は無く、

私が撮ったかなりボケた笑顔の夫の遺影を見つめ、

「何故こんなボケた写真を遺影になんかしたんだろう。」とぼんやりと思ったりするのです。

 

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