9 月に 1 週間の出張に行って帰ってきたとき、キッチンで水を使ったら下の方でなにやらピロピロ動いているものがあることに気づいた。
何かが芽生えている
出張前に何かの種が排水口の溝にひっかかっていたらしい。
妹が家にいるので、私の不在中にも水は常に供給されていて、暖かかったので条件が整って出てきてしまった模様。
妹は家にいたのにまったく気づいていなかった
自分で芽を出し、誰にも気づかれず、滝のような水を浴びながら懸命に生きていたなんて。
けなげすぎる
この時点では何の植物なのかわかっていませんでした
その後、すくすくと成長。
10/15 葉っぱが増えた
寒いし、なんか見た感じ、痩せてきたような気がしていた。
ちょうど同時期に、この植物付近の壁の上に鳥のフンらしきものがあったことに気づいた。
(雑草を抜きなさい
)
あまり鳥がとまりに来ることはないので、めずらしいなと思っていた。
あるとき、ベランダの扉を開けたら、この植物付近から鳥があわてて飛び立っていった。
これですべてがつながりました。
なんと、鳥に食べられてたんだー
よく見たら葉っぱだけなくなってるじゃん
鳥がベランダの壁にとまって食べられる高さのところはすべて食べられてしまいました。
まさかトマトの実じゃなくて葉っぱを食べられるとは思っていなかった
かわいそうなトマトちゃん。
トマトということでいいのかよくわからないけど。
でも、よく思うんだけど、野鳥って、生きていくの大変よね。
お腹がすいたらコンビニやスーパーに行って何か買ってすぐに食べられる私たちと違って、自分で食べられるものを見つけて生きていかないといけないから。
キッチンで芽生えたたくましいトマトちゃん。
きっとアンパンマンみたいに、お腹をすかしている鳥さんを見るに見かねて
「ほら、僕の葉っぱを食べなよ」
って言ったのかもしれない。
そんなことを考えていたら、体はスカスカでも誇らしく見えるのでした。
完






