先日、渋谷のアップリンクで行われた来日中の現代エコロジーの巨匠、サティシュ・クマール氏の講演会に行ってきました。
前半は2009年の来日時のドキュメンタリー映画「サティシュ・クマールの今、ここにある未来」の上映に引き続き、
後半は、辻信一氏通訳によるトーク&質疑応答がありました。
映画の中の言葉も力強く、また本人も76歳とは思えない少年のような目の輝きの素晴らしい愛に溢れた人でした。
トーク&質疑応答の中で印象に残った言葉を書き留めてみます。
注)いずれも、サティシュ・クマール氏の発言そのものではなく、私が解釈した言葉です。
■サティシュ・クマールの言葉(その1)
現在はpre3.11の時代からpost3.11の時代への転換期です。
産業の時代から、経済のリデザインが必要とされています。
日本人には素晴らしい才能が備わっていることを思い出し自信を持ってください。
この変化は、草の根からやってきます。
一人ひとりが潜在的なリーダーなのです。
これからの時代は太陽が鍵になるでしょう。
日本は国旗に太陽を描いている国であることを思い出して下さい。
■サティシュ・クマールの言葉(その2)
日本の街角には一つだけでなく、いくつも自動販売機が置かれています。
そして、原発のエネルギーを使って冷やされ、多くの化石燃料を使ってフランスから運ばれた水が売られています。
日本ではどの家でも蛇口からおいしい水が飲めるというのに!
そして何よりも醜い、日本人の元来の美意識には到底そぐわない景観を作り出しています。
このことを良く考えるべきです。
■サティシュ・クマールの言葉(その3)
【会場からの質疑】:今の混乱した日本において、いかにすればインナー・ピース「心の平和」が得られるのでしょうか。
【サティシュ氏の回答】:どんな時でも外なる風景と内なる風景があるということを忘れてはいけません。
荒れ狂った外の風景があっても内なる風景は別のものです。
心の平和とつながっているのは内なる風景です。
内なる風景が不安、心配、恐怖であると「心の平和」は得られません。
この問題を解決する鍵は、信頼と勇気です。
自分を含めたすべての人一人ひとりがが特別な存在、アーティストであることを思い出し、自分自身を信頼し勇気をもって進むことが、平和を見出すことにつながるのです。
■サティシュ・クマールの言葉(その4)
【会場からの質疑】:「グリーンエコノミー」をテーマに開催される地球サミット「リオ+20」は成功するでしょうか。
【サティシュ氏の回答】:グリーンエコノミー、グリーン○○という言葉を使うとき、さらなる技術革新を指して、「グリーン」と言われることがあります。
いわば、「グリーン」ラベルです。
本物の「グリーン」かどうかを見分けるのは簡単です。
化石燃料をを減らす方向か、原発をなくす前提かという2つのポイントで簡単に見分けることができます。
サティシュ・クマール氏の講演会は、明日27日にも開催されます。http://kokucheese.com/event/index/26005/
映画はアップリンクにて4月に連像上映があります。http://www.sloth.gr.jp/events/uplink/
そして、映画のDVDも発売中です。http://namakemono.shop-pro.jp/?pid=22783019


