ねぇ見て。
と指さす声
顔を上げると
満月だ。
疲れきった体に
光が射し込んだ
襟を立てたのは
黙って歩くため
静まり返ったオフィス街
靴音が響くたびに
胸が熱くなっていく
―こんな素敵な星に
生まれたなんて
―あんなに美しい星が
この目で見られるなんて
金色の粉が細氷のように
魂に流れてくる
もう ふるえが止まらない
黙ってついてくる月
あなたをずっと見ています。
と遠い記憶を
知っているかのように
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