おはようございます

本日もお読み頂き、

本当にありがとうございます。

卍易風水師のタオですひよこです。

「易経の龍シリーズ④」

見龍から躍龍～いよいよ空へ！

来る日も来る日も、水の道を引き村人立ちに喜びを与え

また、日々の反省を怠らずに成長を続けてきた「見龍」は、

山の頂上で空を見上げていました。

身も心も大きくなった見龍

空へと気持ちが向かいます。

今まで精一杯努力を続けてきた、その思いと共に

「恵みの雨をふらす」という夢を叶えるために、

いよいよ夢を掴みに行きます！

【躍龍】

あきらめない心

見龍は、山の上から空を見上げ

先輩龍が見守る中、地面を蹴って飛び跳ねました。

この瞬間に見龍から跳躍する「躍龍」へと成長したのです。

ジャンプ

ジャンプ

ジャンプ

もっとずっと高く飛べるように、

思い切っきり飛び立てるようにと、

何度もトライしています。

そして

地面を力いっぱい蹴って

思いっきりジャンプ！！！！！！！

躍龍は高い所までは行けたのだけど

途中で力が尽きて湖へザッブーンと落ちてしまった・・・・・

そう

一番最初の夢を抱いていた潜龍がいた

あの岩陰に落ちて行ったのです・・・・・・

躍龍は、飛べなかったことがとてもショックで

大きな体を小さく丸め、じっとしています。

岩陰で力を蓄えて、気持ちも落ち着いた躍龍は

岩陰を去り、もう一度山の頂上へ向かいます。

そして再び、地面を力いっぱい蹴って

思いっきりジャンプ！！！！！！！

湖へザッブーン・・・・・・

湖の底へと落ちて行く・・・・

それを何度も何度も繰り返した躍龍は

かっこわるくて、みじめで

相当なダメージをおってしまった・・・・・・

空を飛ぶことは、それだけ難しいことで

ここで諦めてしまう者も多いが・・・・躍龍・・・・・

湖の底でじっと身を丸め

目を閉じ

あの時思い描いた夢

龍としての仕事「恵みの雨を降らしたい」という夢を

もう一度、大切に育てました。

そうです

ここが初心に帰り、初志貫徹を目指す時なのです

私事ですが、

正直・・・いつもここを乗り越えられずに来ていました。

失敗すると凹んで落ち込んで、気持ちを整えて再チャレンジするも

全然ダメで・・・・たった1回2回の失敗で

今までの全てを投げ出してしまう。それが今までの私でした。

この躍龍のように「諦めない心」を養うまで心が強くなかったし、

自分を信じることもできなかったのです。

躍龍の話に戻ります。

湖の底でうずくまる躍龍

長い長い時間が経ちました。

薄暗い湖底から、水のトンネルがビューンと震え

「動きだした！」

躍龍が本来の自分を取り戻し、再び夢に向い始めたのです。

地上へ出た躍龍は、

さらに大きな体と、強い心を持った力強い龍と変化していました。

空を飛ぶためには「原動力」と「待つ力」が必要です。

その「原動力」は、「人の役に立ちたい」「人々を幸せにしたい」という思い。

そして「チャンスを待つ」ということ。

闇雲にジャンプしても空は飛べないんだ。

龍が空を飛ぶためのチャンスは、

雨が降る前は、大きく風が吹いて雲が集まってくる。

その時がチャンスなんだ！

上昇気流に乗って空へと向かうタイミングを待つんだ。

躍龍はジャンプをする構えをするものの、直ぐには飛ばなかった。

じっと空を見つめて、チャンスを待ちました。

今度こそ！

すると！

風が吹いてきて雨雲が近づいてきた！

「追い風が吹いて来たぞ！躍龍今だ！」

躍龍は、力強く大地を蹴り上げて飛び上がった！

風のあと押しもあって、躍龍の身体はふわりと高く舞い上がり、

躍龍はついに大空を飛び、雨雲の中へと姿が消えて行きました。

すると、雨がザーッと降って来て村の人々に恵みの雨をもたらしたのです。

村の人々も大喜び

「新しい龍の王が現れたぞ！これで雨に困らなくなる。もっと作物が作れるぞ」

そう躍龍は龍の王「飛龍」となったのです。

いよいよ次回はラストです。

飛龍となったからこその試練をお伝えします。

易経の中の龍④～躍龍（やくりゅう）～