ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

 

日本人の辻一弘さんがアカデミー賞でメイクアップ&ヘアス賞に輝いた「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」、今、横川シネマで公開中です

ゲイリー・オールドマンが主演男優賞でオスカーを手にしたことに納得。...
あるシーンでは、ゲイリーが本当にチャーチルに見えました!

 

原題の「darkest hour」(最も暗い時)とは、ナチスドイツが欧州で勢力を拡大していた第二次世界大戦初期を指したチャーチルの言葉。
ヒトラーとの和平交渉か、いや徹底抗戦か――英国が困難な選択を迫られた1940年5月9日からの約1カ月を描きます。

チャーチルについては、断片的にしか知らなかったので、これほどのことを成し遂げたことに改めて感動。
イギリスが、当時、ヒットラーのドイツ・ムッソリーニのイタリアと和平交渉をしようとしていたとは・・・!

 

いろんな感動的シーンがありますが、自分でも驚いたのはチャーチル首相が、直前まで待ってくれと手直しをしながら臨んだラジオでの国民に向けてのスピーチのシーン。これはゲイリーの演技力ゆえだとは思いますが、理由もなく聞いているだけで涙が・・・。
内容がまた心をうつのです。
地下鉄のシーンにもぐっときちゃいました。
また、ダンケルクを救うために、カレーの部隊が犠牲になっていたとは…!
映画「ダンケルク」と合わせて見て欲しい作品でもあります。

国王ジョージ16世との変化していく関係にも注目です。

もっとチャーチルのことを知りたくなる作品。是非!
 
✩横川シネマで上映中。

もっと見る
movies.yahoo.co.jp
 
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(2018)あらすじ、評価レビュー 1259件、上映時間、予告編、作品詳細。出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス 他。『つぐない』など.....

 

八丁座で上映中の「バベットの晩餐会」デジタル・リマスター版見てきました!


公開時、東京のシネ・セゾンで観た時、その崇高なストーリーと、感動の料理の数々に、この映画に特別なものを感じていたのですが、今回の上映で永遠に語り継がれる映画になると確信。



真に美味しい料理は人の心を幸せに、穏やかにするのですね。

今回、あらためてスクリーンで観て、さらに色々な思いが心に湧きました。
料理の数々も芸術であり、見ているだけでその美味しさが伝わってくる撮影の手腕にも感動。使われている食器の数々にも。
ガラス製の器、美しい。


料理をサービスする男の子、肝がすわっててちゃんとバベットの言うとおり役目を果たして偉い!そういえば、この映画がきっかけで、初めてブーブクリコを飲んだことも思い出しました。うずらさんや、ウミガメさんなどの食材にも感謝。


そして、バベットの決断に心うたれます。


一幅(いっぷく)の絵画のごとき映像も素敵。
さびれた集落の素朴な家も絵になります。


大人のおとぎ話でもある「バベットの晩餐会」。
再びスクリーンで見られる幸せ。

この機会に是非!


*八丁座で7月29日まで上映


http://mermaidfilms.co.jp/babettes/

「ローマの休日」の誕生秘話ともいわれる実話がきっかけとなったお話。


ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出


王族は自由に普通の生活を謳歌することはできないですよね。

そんな中、今年生誕90周年を迎えたイギリスのエリザベス女王が19才の時、
ロンドンの街中でお忍びの一夜を過ごしたのです。



時は1945年5月8日、ヨーロッパ戦勝記念の夜。
冒頭、日本の終戦は8月15日だけど、ヨーロッパは5月8日なんだ・・・!
とあらためて実感。
その頃、日本はまだ戦争状態だったんですね。早く日本もやめておけば・・・と思わずにはいられませんが、そこから何故?とあの戦争について考えるきっかけになったらよいなとも。


この映画見たらエリザベス女王のファンが増えるのではと思いました。

王女になることが決まっていたエリザベスが、奔放な妹マーガレットに翻弄されながら、一人の空軍兵士と出合い、助けられつつ妹を探してロンドンの街をかけまわります。いろんなハプニングにドキドキしながらも、英国ユーモアもバッチリ効いてて楽しめます。恋多き人生といわれるマーガレット王女にも興味がわきました。


姉であり、王位継承者であるエリザベスには、ちゃんとその意識があったところも見所のひとつ。
演じるサラ・ガドン、快活さと気品が備わってて、とてもいいです。
これから、さらに注目されそう。


驚いたのは、父である国王ジョージ6世を演じてるのが、
なんとあのルパート・エヴェレット!
「アナザー・カントリー」(84)で主役を演じ、日本で英国美青年ブームを巻き起こしたお方。

ただ、見ている時、わかりませんでした!
でも、コリン・ファース(「英国王のスピーチ」)とは違った持ち味の国王を演じててすごくよかったです。
美青年から、国王役へ・・・!
コリン・ファースも「アナザー・カントリー」に出てて、二人は親友の役だったことを思うと、この流れに運命的なものを感じます。

おめでとう!ルパート・エヴェレット(^^) 
未見の方、「アナザー・カントリー」を是非ご覧下さい!
ただの美形俳優に注目だけの映画ではなく、意外と社会派の深い作品です。

「奇跡の海」で注目された演技派エミリー・ワトソンが国王の妻、王妃エリザベスを演じてるのにもビックリ。

二人ともザ・俳優ですね。


監督は「キンキーブーツ」のジュリアン・ジャロルド。


*八丁座で上映中