昨日、あべのハルカス美術館で開催されている北斎展 北斎-富士を超えて-に行ってきました
連日大盛況のようで、土日だとチケット当日券購入待ち1時間、そのあとに入館待ち1時間とかあるそうで、事前にオンラインチケットを購入して行って本当に良かったと思いました。
入館してからもなかなか列が進まなかったのですが、じっくり作品を鑑賞したい私にはかえって都合が良かったかな。
世界中から集められた200点以上もの貴重な作品をひとつひとつ観ていたら、時間の経つのも忘れて結局4時間近くも中にいました
やっぱり本物は違いますね〜
写真で見たことしかなかった有名なビッグウェーブの版画「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は生きているように迫ってくる大波のブルーに驚愕し、
赤富士の版画「富嶽三十六景 凱風快晴」は
鮮やかな赤のグラデーションに感動しました。
版画なので、刷る時期によって色味も変わってくるのですよ。
リンゴのように真っ赤な赤富士もあれば
落ち着いた赤茶の赤富士もあるのです。
並べて展示されていましたが、どちらも良かったな〜
鑑賞する人の年齢やそのときの精神状態によってどちらが好みなのか分かれるのかな、と思いました。
凄みのある龍や虎、獅子、
美人画や花鳥図も本当に素敵で、記念にポストカードを買って帰ろうと思ったのですが、やっぱり本物の色づかいとは全然違っていてやめました。
葛飾北斎は90歳まで生きたらしいのですが
(平均寿命が50歳と言われた時代に凄いですよね)
死ぬまで高みを目指し神の領域に到達すべく描き続けたのだそうです。
亡くなる少し前に描かれた雪の中を駆ける虎の絵があったのですが、天を見つめる眼が優しく、口元は少し微笑んでいるような虎。
激しさはないけれど、何か悟ったような穏やかなこの絵に妙に惹きつけられました。
久しぶりの美術館、いい時間を過ごせました
行って良かったですよ、北斎展。
11月19日(日)までです。
セットのケーキは本当はロールケーキなんだけど、売り切れでチーズケーキにしました。
美味しかったです