最近、ユーチューブで農業関連の番組を見ることがあるが、とても勉強になる。

ひろちゃん農園のひろちゃんもその一人だ。今年76歳のおばあちゃんだが、たんたん、ひょうひょうと野菜つくりのコツを教えてくれる。

 

今日は、この前、ひろちゃんが番組でやってた「発酵バークたい肥」をつくってみた。お店で売ってるバークたい肥に米ぬかや微生物を混ぜ、発酵させることにより、さらに栄養度に高い肥料にしようというものだ。

 

材料は、バークたい肥40L、米ぬか500g、ヨーグルト100cc、納豆1パック、ドライイースト1袋

 

まずは、コンテナの中で、バークたい肥に米ぬかを加え、よく混ぜます。

 



次に、600ccのぬるま湯にヨーグルト、納豆、ドライイーストを入れ、よくかき混ぜます。かき混ぜたら、それをバークたい肥にまき、またよく混ぜます。

 







混ぜたら、直射日光があたらないように、ダンボールなどでふたをして、さらにビニールで覆ってできあがり。

夏場なら1週間、冬場なら2週間くらいでできあがり。

ただし、ぬか漬けといっしょで、微生物の発酵をうながすため、2~3日おきに攪拌し空気をまぜてあげること(好気性発酵)。

 



 

 




1週間後の様子。最近、あったたかったから発酵が早く進んだようです。白いカビが全面に生えています。

 

白いカビがあらわれたら成功らしい。青いカビや黒いカビが現れたら失敗。つまり、発酵ではなく腐敗ということみたい。

 

発酵と腐敗の違いって何だろう?

どちらも微生物の働きで、栄養物を分解していることに変わりはないのだが、発酵した食品は食べると腸の働きを助け、腐敗した食品はおなかを下してしまう。

 

発酵食品をつくる善玉菌と、腐敗食品をつくる悪玉菌の違い。

善玉菌は、栄養物をむしゃむしゃ分解する仮定で酵素を出し、またブドウ糖など人間が吸収しやすい形に変えてくれる。

つまり、自分だけ、ではない。周りにもよい影響を与えている。そこが悪玉菌とは違うのかな。

近江商人のように三方よし。それが善玉菌の生き方だろう。