こんにちは。
心理カウンセラーの
石岡みおです。
プロフィールはこちらです。
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顔色の悪い
痩せたアメリカ人男性が
素っ裸で
凍りそうな冷水を
頭からかぶっている。
彼の名前は
スティーブ・ヤング。
真言宗の僧侶になるため
修行に打ち込んでいるところだ。
ちっぽけな部屋には
暖房がなく、
三日に1度は
冷水で身を清めなければならない。
温暖なカリフォルニアで
育ったヤングにとって
骨まで凍てつくような
雪解け水を何倍も浴びるのは
想像も絶する試練だった。
「水が床に垂れた瞬間に
凍るほどの寒さでした」
とヤングは言う。
「手に持ったタオルも
すぐに凍ってしまいます。
裸足で水の上を歩き、
凍った手ぬぐいで
体を拭くのです」
肉体的な苦痛に直面した時、
人は本能的に
その感覚から
気をそらそうとする。
例えば、
注射が苦手な人なら、
注射を打つ間、
診療所の味気ないポスターを
必死で見つめていたりするだろう。
ヤングも最初はそうだった。
凍てつく水が肌を刺すたびに
何か別のことを
考えようとしたり、
意志の力で
冷たさの感覚を
消そうとしたりしてみた。
目の前の
現実が辛すぎて
心を別のところに向けると言うのは、
常識的に考えれば
妥当な反応だと思う。
しかし
刺すように冷たい水を
何度も何度も浴びるうち、
ヤングはそれが
間違った戦略であることに気づいた。
むしろ
意識を冷水に集中させて
強烈な冷たさを
全力で感じた方が
苦痛が軽減されるのだ。
彼は冷水を浴びるたびに、
今ここで感じていることに
意識を集中させた。
そうすると
冷たさを感じても
苦痛に飲み込まれずに済むのだった。
やがてそれこそが
冷水の儀式の
目的であることがわかってきた。
修行生活を終えた後、
ヤングは自分の意識が
変化していることに気づいた。
今ここに集中する
技術を身につけたおかげで、
日常のさまざまな場面で感じる
苦痛が明らかに減っていた。
以前なら
考えるだけで
憂鬱になっていた雑用にも
前向きに取り組める。
問題は
活動そのものではなく
自分の心の中の抵抗にあったのだ。
抵抗をやめて
目の前の感覚に
注意を向けると
不快感は静かに消えていった。
限りある時間の使い方
オリバー・バークマン著 より
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「今ここに集中する」
とても大切なことを
教えてくれる話だなと思いました。
実はこの話は
感情にも同じことが言えます。
不安
悲しさ
虚しさ
・
・
・
ネガティブな感情を
感じるような出来事に出会った時
私たちはどうしても
その感情を「感じること」を
避けたくなります。
その感情を
そのまま感じるのは
苦痛だったり
不快だったりするからです。
別のことに気持ちを逸らしたり、
感情に蓋をしたりして、
なんとか、
その湧いてくる感情を
感じなくてもいいように
抵抗します。
ただ、
実は「感情」は、
そこから
意識を逸らそうとすればするほど
より強く感じられる。
「感じる苦痛」が
強まってしまう。
という性質を持っています。
逆に
今そこにある感情を
受け入れて、
しっかり感じ、
味わえると、
感情に伴う苦痛は
次第に和らいでいきます。
※ただし、怒りや憎しみなど
攻撃的な感情は例外。
苦痛の原因は
出来事そのものではなく
出来事からくる感情への
「抵抗」である。
今ここにあるものに
意識を集中し、
あるがままに受け入れる。
というのは、
仏教で「修行」に
組み込まれているほど、
なかなか難しいことですが、
私たちを苦痛から
解放し
心を穏やかにしてくれる
修行してまで
身につけるべき、
とてもパワフルな
方法なのだと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
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