こんにちは。
心理カウンセラーの
石岡みおです。
カウンセリングをしていると
時にクライアントさんから
こんな「告白」を受けることがあります。
「私は、同僚が
仕事で成果を上げて
上司に褒められているのを見るのが
ものすごく嫌で、
内心「あいつが失敗すればいいのに」
と思ってしまったり
上手くいかなかった話を聞くと
喜んでしまうことがあります」
「私は、〇〇さんという人のことが
どうしても、嫌いで
許せなくて
実はこの間「死ねばいいのに」と
思ってしまったんです」
ものすごく申し訳なさそうに、
そう思ってしまう自分のことを
猛烈に責めながら、
時には
「このことは誰にも言わず
墓場まで持って行こうと思っていた。
でも、一人で抱えておくのは
あまりにも辛くて…」
と、意を決して「告白」
してくださる方もいらっしゃいます。
こんなことを
思ってしまう自分は
人として、最低最悪だ
こんなことを、口にする自分は
卑劣な人間だ
お話を聞いていると、
そんな「自己否定」のお気持ちが
痛いほど伝わってきます。
でも、セッションで
そういった告白を聞くたびに
私はいつもこう言いたくなります。
「そのお気持ちを、ここで
よくおっしゃってくださいましたね。
そう思っておられること
何も問題ないですよ。」
人は誰でも
心の中に
邪悪さや欲望を抱えていて
たとえ相手が
仲の良い友人であっても、
活躍を見て嫉妬してしまったり、
誰かに嫌なことをされて
頭にくれば
「ぶっ殺してやりたい」とか
「死ねばいいのに」などと
思ってしまうこともある。
もちろん、それを
本当に行動に移してはダメですが、
私たちはみんな
「弱さ」を持った人間なので、
心の中で思うことだけなら
何の問題もないし、
それが、普通じゃないかな、
と思うからです。
「ダメなところ」も含めて
その人は成り立っているし
その「ダメなところ」が
その人の全てでもありません。
むしろ、
行動にうつさない心の中まで
パーフェクトに
クリーンでなければならない
というのは、
かなり無理があるのではないかな、
と思います。
「弱さを持った自分」そのものは
決して「悪」ではなく、
むしろ、そんな自分に気付き
その気持ちを、受容できている方が
心が追い詰められて、
自分や人を傷つける
行動をしてしまうことを
防げるのではないかと思います。
コンプライアンスが
最重要視される現代は
ニュースでも
SNSでも
常に誰かの不良行為が
いち早く、取り立たされ、
社会全体から咎められています。
そんな大騒動を
いつも目の当たりにしていると
「身も心も
清廉潔白でいるべきだ」
という思考が
より強化されてしまいますが、
「弱さ」も持った
人間らしあなた自身を
ぜひ、許してあげてほしいな、
と思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
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