みなさんこんにちは、リョーンズです
前回の記事の中にちょっとだけ為替ヘッジというのがでてきました。
アメリカ国債ETFを購入したい場合、我々日本人はドル建てで買うことになりますが、
もし購入後にアメリカ国債ETFが値上がって利益がでても、ドルの価値が下がってしまったら結局利益がでないというお話ですね。
その対策として、国債ETFにはドルが値下がっても良いように、為替ヘッジありの商品がたくさん用意されています。
しかし為替ヘッジを行うとそこにはヘッジコストというものが乗っかってきて、少しずつですがETFの価値が減っていきます(減価)していきます。
で、このヘッジコストというのは証券会社が手数料を別にして明示してくれるわけではないので非常に分かりにくく、いったいいくらコストが掛かっているのかが我々にはわかりません。
そこで目安としてですが、ヘッジコストに大きな影響を与えるドルと円の金利差を、無料で使えるチャートソフトであるトレーディングビューのチャートに表示させる方法を紹介します。
トレーディングビューを開くと、左上に通貨ペアを入力するところがありますのでクリック
シンボルを入力する画面がでたらここに、
US10Y-JP10Y
と入力します。
するとあら不思議・・
こんな感じに、日米10年国債の金利差をチャート上に表示してくれます。
7月24日の時点で3.5%くらいになっていますね。
そしてこのチャートを見ると、ここ数年で最高に日米の金利差が広がっていることがわかります。(つまり為替ヘッジのコストが高い)
実際のコストはここをベースにして更にもう2%くらい上乗せされますので、今為替ヘッジを行うと合計5.5%(年率)程度かかる計算になります。
うーん。高い。
将来的にドルの暴落があれば良いのですが、為替は非常に読みにくいので難しいところですよね。
国債ETFは今とても買い時ですが、こういったコストのせいで皆さん悩まれているところですね。
ちなみにトレーディングビューですが、ドル円以外にも例えば豪ドルとNZドルの金利差でしたら
NZ10Y-AU10Y みたいに入力すると見ることができますよ。
ではでは