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皆様こんにちは。
今日は、「おしゃべり元保護者」の記事はありません。
しっかりとサボっております。(笑)
さて。
最近、杉のはすっごく悩んでいて。
ってそれは、
ここんところずっとニュースになっていた、
お年寄りドライバーの事故。
うーーん。
これ、もちろん、ある程度の年齢に達したら、
家族は、
心を鬼にして、免許を返却させるべき!という世間のお声。
それすっごくわかる。
わかるのだ。
何年か前、杉のが姉のように慕っていた友人も、
80歳近かったお父さんが何度か病気のために入院した時点で、
本人を説得し、というか騙しだまし、返却したというのを聞いていて、
そのときは、「あたしもジージが80歳ぐらいになったらそうしよう」と思っていたものだ。
それから年月が経ち、ジージもついに78歳になった。
だけど、ジージは、今も毎日車を運転している。
買い物、用事は当たり前のこと、
バーバの病院の送り迎えも、もちろん車。
時には、孫のソフトボールの試合を応援に行くと言っては、
高速道路を颯爽と運転しているし、
少し遠出をするときも、
杉のたち子供や孫がハンドルを奪わない限り、
ほっといたら、自分が運転しようとする。
つうか、ナビがなけりゃ道もよくわからない杉のなんかに運転されるより、
自分でしている方が安心していられるらしい。
つうか、ジージは50年以上無事故無違反。
おもくそ運転がうまいのだ。
駐車だって、どんな狭いところにでもすすっと駐めることができる。
雪道だってなんのその。
轍にはまって立ち往生なんてしたことがない。
無茶な運転をすることもなく、
ほんと、優良ドライバーなのだ。
いったい、どのタイミングで、その運転技術を取り上げるべきなのだろう。
それにね、
都会で暮らしておられる方にはわからないだろうけれど、
福井なんて田舎では、
車がないとほんと生活ができない。
電車もなけりゃ、バスだって利用しているのは、
元々免許を持っていないおばあちゃんばかり。
日常生活の中で、
バスや電車に乗って移動する、という経験がまったくない大人がほとんどなのだ。
いってみたら、子供や学生だって、
ほとんど親が送り迎えしているため、
一度も利用したことのない子も多くいる。
今、ジージの免許を奪ってしまったら、
ジージはどうやって毎日のお買い物に行くのだろう。
今、ジージが運転できなくなったら、
バーバは、どうやって楽しみにしている(笑)、病院に通えるのだろう。
もちろん、わかっている。
その買い物に行く回数を減らし、
なるべく杉のや近くにいる嫁が代わりにやってやればいい。
病院だって、そうやって誰かが送り迎えしてやればいい。
もちろん、
ジージやバーバにも、乗ったことのないバスの乗り方を教えてやり、
バス停から歩くこともさせたらいい。
雪道だって、どんなに雨が降っていても、
どれだけ風が吹いていようとも、
そうやって、都会のご老人たちと同じように、
そういった不便な暮らしをさせてみたらいい。
だけど。
だけど。
だけど。
そんなことが嫌なわけではなく。
ジージの免許を取り上げる……、
その時の、
ジージの寂しそうな顔が見たくないだけ。
千原ジュニアが言っていた。
「ある程度の年齢になったら、ミッション車しか運転できない決まりにすればいい」
そうかもしれない。
そうだとしても、今でもきっとジージは颯爽と運転ができるはず。
うん、今は、絶対にミッションだって運転できるに違いない。
だけど、
それでもいつかは、
その寂しそうなジージ顔を見る日がくるのだろうな。
うーーーーーーん。
親が年をとるって、ハンパなくセツない。
自分は、子供たちにこんな思いさせないように、
適度に、へたくそ運転のままで、
時には、どこかにぶつけまくり、
おばあちゃんになって、子供たちから、
「もう運転したらあかん」
と言われても、
「わーい!もう運転せんでもいい!
ラッキーーッヘ(゚∀゚*)ノ」
って言ってやれる、へたれのままでいてやろうと思う。
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