わたしは高校受験や大学受験だけでなく、中学受験も経験しています。

 

 

中学受験といえば、王道は私立の中高一貫校の受験(特に首都圏なら)。

 

 

ですが、わたしが通っていたのは中学の3年間しかない国立の学校で、中高一貫のような「高校受験をスキップできる」というメリットもありませんでした。

 

 

「3年後にまた受験をしなければいけないのに、どうしてわざわざ中学受験をしたの?」

 

と聞かれることがよくあります🤔

 

 

 

 

わたしが中学受験をした理由はものすごくシンプルでした。

 

 

それは、「とにかく地元の中学に行きたくなかった」から。

 

 

小学校中学年くらいの頃から違和感はあったのですが、高学年になるとそれが「ここはわたしの居場所じゃない」という確信に変わっていって。同級生とすること、話すこと、すべてが楽しめず、どこにいてもアウェイな気がしていました。

 

 

ここじゃないどこか、誰も知らない場所に行って、一から環境を作り直してみたい。そんな気持ちがじわじわと湧いていってしまったのでした💭

 

 

受験をするメリット

 

中学受験に限らず、受験という言葉はあまりよくないイメージで語られることも多いですよね。「受験戦争」とか「お受験」とか。

 

 

たしかに、受験にあたっては労力やお金がかかるし、受験のために心や身体の調子を崩してしまう人もいます。

 

 

わたしも、べつにしなくていいなら受験や勉強などしたくありません。でも、受験には結構大きなメリットがあると思うから、わたしは中学も高校も大学も受験をしました。

 

 

 

それは、受験をすると「環境の仕切り直し」ができるということです。

 

 

 

地元の公立小学校や中学校というのはその地域に住んでいる子たち全員が入学対象になるので、当然さまざまなレベルの学力や運動能力、さまざまな家庭環境や指向性をもつ子どもたちが集まります。

 

 

多様性という意味では、受験のない学校のほうがいろいろな人に出会えておもしろいと思います。

 

ただ、学校生活の快適さという意味では、やはり同じような試験を同じような点数でパスしてきた、バックボーンの近いメンバーと過ごせるほうが上回るのかな…というのがわたしの個人的な感想です。

 

 

つまり、受験をすると、自分に合った環境を手に入れることができる可能性が高い。

 

 

それが、面倒でも大変でも、ぜひ受験はしておくといいよとわたしが思っている理由です。(もちろん、いくら学力レベルが合っていても価値観が合わないということはあると思うので、イコールでつなげるわけではありませんが😥)

 

 

どんどん仕切り直したい

 

わたしはこの環境の仕切り直しを、なるべく短いスパンで行いたいと思ってしまうタイプです。

 

「いまの環境はいまの自分のレベルに合っていないな」

「ぬるま湯になってきてしまったな」

と感じたら、即座に環境を変えたくなります。

 

 

仮に中学受験をしなくても、地元の中学に通うことはできました。


仮に高校受験をがんばらなくても、簡単に入れる高校を選ぶことはできました。
 

仮に大学受験をがんばらなくても、推薦で入れる大学も、簡単に入れる大学もたくさんありました。
 

仮にカナダでのワーホリに挑戦しなくても、日本で4年間の快適な大学生活を送ることはできました。
 

仮に独立しなくても、安定した会社でゆったりと働きつづけることだってできました。

 

 

 

でも、それらを選ばなかったのは、どんどん高いレベルにチャレンジしたかったからでした。わたしにとって快適な環境というのは、「いまの自分では太刀打ちできないレベルの環境」のことだからです。

 

 

ひとつの場所に落ち着けない自分のことはときどき疎ましく思うし、何年も同じ場所で根を張れる人を見るとうらやましく感じることもあります。

 

でも、しばらくは直りそうにないので、これからもきっと仕事や暮らしをどんどんアップデートしていくのだろうなと思います。

 

 

 

受験は、自分にとって最適の環境をゲットする大チャンス。

 

 

もし受験勉強がつらかったり、「なんで受験なんてしないといけないんだろう?」と思っている子がいたら、ぜひそんなふうに考えてもらえたらいいなと思います💭

 

 

 

 

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