2019年1月、鹿島美織は国立淡路青少年交流の家で「じしんと火〜火をつかおう!〜」キャンプを開催しました。

まずは、集合。

集合!すこし緊張ぎみのキッズも…

今回のボランティアさんの出身国は6ヵ国です。優しい笑顔をみて、こどもたちも徐々に仲良くなっていきました。
 

最初のプログラムは、火おこし。ライター、チャッカマン、火打石などいろいろな方法で火をつけてみます。

このために、家にあった燃やしたいものを選んでもってきてもらいました。
ビニールのお人形やCD、雑誌など、もちよったものは色々。

 
火をおこすものでも、燃やすものによっても、燃え方は違います。
黒くこげるもの、へんなにおい(有毒ガス)をだしながら溶けるもの…。
違いを実験的に体感していきました。

(こどもたちに学んでもらうために、爆発するようなものでなければ、見守りながら火にくべてもらいます。)

今回、ご協力くださったのは南淡署の消防士さんたち。
消防士さんからは消火器の使い方も学びます。火元に一定距離を置き、ノズルを火の根元に向け、左右に振って噴射するポイントを教わり、実際に噴射体験。「火ってこうやって消すんだ!」と子どもたちは納得しながら楽しく学びました。

さらに、スタッフがあらかじめ施設の家具配置を工夫したボードを用意し、避難経路を想像させるしかけを用意しました。
じしんがきたら部屋の中はどうなる? どんな風になるかを考えてあてっこします。

そして突然、火災サイレンが鳴ります。「えっ、何がおこったの?!」と数秒かたまる子どもたち。1人が走り出すと、周りもはっとして避難を開始。施設の許可を得てたいた煙がリアリティを演出しています。スタッフ以外、ボランティアにも完全に内緒。

低い姿勢で3階から降りれた子も、あわてて走って行った子も、両方いました。逃げるまでの時間を、タイムウォッチで計測!
避難訓練にびっくりした子たちもいましたが、実際の災害も突然、起こります。

東日本大震災で、お父さんが亡くなったそうちゃんと、 一晩、津波で漂流したオレンジが自分たちの体験を話してくれました。
やさしくあそんでくれていたボランティアさんのお兄ちゃんが、つらい体験をしていたことを知って、真剣に話をきくこどもたち…。

神戸では、阪神・淡路大震災の話は伝承されているものの、東日本大震災の話はしらない子たちも多くいました。

 

消防士さんの消火体験やガス爆発の安全実験に、被災体験を語るそうちゃんやオレンジの話も交え、命の大切さと防災の意識を身近に感じる2日間になったと思います。

ご協力くださった南淡署の皆様、宮城から兵庫まできてくれたそうちゃん、オレンジ、ありがとうございました。


 2011年10月25、26日。

 経済産業省の「地域新成長産業創出促進事業費補助金
 (ソーシャルビジネスノウハウ移転・支援事業(被災地支援))」
 で、被災地にノウハウを移転するために、
 スペシャルチームが石巻市に来てくださいました!

 メンバーは、
 多治見市の株式会社コミュニティタクシーの岩村さん、
 オフィスセキヤの関谷さん、
 PSサポートの村田さん、
 そして、経営コンサルタントの加藤 徹生さん(「辺境から世界を変える」の著者)。

 被災地に、移動の足をつくりたい・・・
 そんな気持ちで立ちあげたぐるぐる応援団ですが、
 素人で交通についての知識はノウハウはまったく持っていません。
 やればやるほど、壁もたくさん。
 やはり運行には費用がかかり、協力してくださる方が寄付くださったお金も、
 運行ごとに飛んでいってしまいます。

 このままじゃダメだ、きちんと続く事業にしなくては・・・
 他地域からのコミュニティバス等の運行ノウハウが必要、と心から思うようになりました。

 しかし、交通の業界には知合いもほとんどいない状態・・・
 全国でいろいろなトライアル事例があるのですが、
 調べるとシステム投資に莫大な金額がかかったり、
 研究期間の後に運行がつづいているものが少なかったり、
 どのような軸で誰に頼っていいのかも分かりませんでした。

 焦りを感じていたその時に、強力な味方として現れたのが、加藤徹生さん。
 「辺境から世界を変える」加藤さんからのご紹介で、
 株式会社コミュニティタクシー(コミュタク)の
 岩村さんたちにお会いすることができました。

 コミュタクは、コミュニティ型の移動手段を提供しているところの中で、
 全国でも珍しく、助成金なしで黒字化している会社です。
 (はじめの3年だけ助成金、その後は自立運営)
 
 ここに関わってきた方たちは、
 たくさんのトライアルと成功と失敗を繰り返してきた方たち。
 生きたナレッジの塊です。

 コミュニティバス・タクシーを運行するにあたって、
 黒字化して活動をつづけられるなら、とても大きな意味があります。
 ぐるぐる応援団の取組や、恊働している南三陸観光バス株式会社の高橋さん、
 気仙沼観光タクシーの宮井さんが、被災ちながら力強く
 事業をつづけていらっしゃるお話をしたら、
 ノウハウを移転を快く承諾してくださいました。

 ただ、岐阜から宮城に来るためには、往復の新幹線だけで5万以上。
 仙台からのレンタカーや宿泊費など加えると、大きな金額がかかります。
 ノウハウを移転しようとすると、何度も現地に来ていただくことも必要。
 うーん 困った!

 そこにまたまた、助け舟を出してくれたのが加藤さん。
 経済産業省の助成金について教えてくださったのです。

 これに通ったら、ノウハウ移転が現実的になる!!

 急遽、株式会社コミュニティタクシー(コミュタク)を中心として、
 専門的なノウハウを持つチームを組んで、助成金に応募しました。
 その後、経産省へのプレなどを行い、10/19に助成金の正式通過が決まったのです。

 
 助成金の名称は、「地域新成長産業創出促進事業費補助金
 (ソーシャルビジネスノウハウ移転・支援事業(被災地支援))」。

 ソーシャルビジネス/コミュニティビジネスの事業モデルや
 ノウハウを被災地を中心とした他地域に移転することにより、
 震災からの復興を支援する取組に対して補助を行う、というものです。

 コミュタクの方々が申請者のため、
 被災地に来ていただくための経費などは、そこから使用することが可能です。
 現地でのリサーチのための経費も落ちることになりました。
 やったーーーー!

 助成の正式決定を受けて、25・26日の2日で、
 まずは、コミュタクの岩村さんや関谷さんを、現地の方々にご紹介。
 石巻市役所の方や気仙沼市役所にも
 取組みたいことを説明していきます。

 顔合わせやご挨拶は、いい雰囲気で進みました。
 まだまだ壁はあるけれど、大きな一歩を踏み出しました。

 きちんとした許認可への道のりも打診しはじめています。
 被災地のサポートをできる仕組みが、継続的につづきますように!

 がんばるぞ~^^
 
 
3月11日は、私にとって転機となる出来事でした。

NPOの定義さえ知りませんでしたが、個人ボランティアで現地に入り、
絵本などの物資支援を経て、情報ボランティア(つなプロ)へ。

素晴らしい人たちが集うそこは、
多くの出会いと学びを得る場となりました。

本業の方のマーケティングとプロモーションの仕事もしながらの
ボランティアは中途半端で、断片的な関わりは、
かなり色いろな方にご迷惑をおかけしたと思います。

そこには、「社会の問題」として遠くに見ておきがちな問題を、
現実的に解決している方達がいました。驚きました。

今までは、飲み会などで「日本のこういうところ、ダメだよね」
という話題になっても、ただの話題だったから。
問題意識を持ったとしても、自分がコミットして変えるものとは
想像も、していませんでした。

政治家の問題。行政の問題。国の問題。誰かの問題。
日本の中だけど、どこかの、誰かがやるはずの、
自分とは遠い問題でした。

でも、被災地にいる人たちは、違いました。
それは瓦礫の撤去であっても、子どもたちの面倒を見ることであっても、
店を立て直すことでも、自分たちがやることで、
何かを変えている人たちばかりでした。
支援もボランティアも難しいもので、いろいろな課題もあったし、
何が正しいかは分からないけれど、それでも、
やらないよりもやること。悩みながら、
修正しながら進んでいくことで、変わっていくことがあるんだと思いました。


組織を継続的に動かすためには、
ボランティア精神だけではなくて、
人とものと(それを動かすための)お金と、
そういうものを揃えられる力、人を巻き込める力も
必要なんだということも、実感しました。

自分自身がほとんど100万円に近いくらい被災地にお金を使ってきて、
たった喪服ひとつ送るにも、配送にも
宮城に行くための移動にも、すべてお金の負担があることも身にしみました。
地元で、人に頼られていたボランティアの中心となる方たちが、
まだ、現地のサポートに後ろ髪をひかれながら、
北海道や福岡や、いろいろなところに帰っていくのを見送りました。

そんな中で、ダイナミックに物事を動かして、現実的に課題を解決していた方たち。
100%でなくても確実に、ものごとを動かしている方たち。
行政も批判は多いけれど、そこで、確実に、ものごとを動かしている人たちが多かった。

雄勝中学校の佐藤校長先生や藤原和博先生、
SweetTreat311の立花貴さんなど、
この数ヶ月で、確実に、物事を動かしている人たちが近くにいました。
つなプロの現地本部長の佐野さんやほっとスペースのちえみん、
初めて避難所の管理人さんと話してぶつかった時に、諭してくださった
せんだい・みやぎNPOセンターの紅さん。
Edgeでプランを応援してくださっている田村太郎さんや小川さん。
日本財団の方や、つなプロの幹事の方たち。
エリアで実質的に動いている稲葉くんやけいちゃんや内野さん、
健ちゃんやたくさんの人たち。(書ききれない!)
そして、それをフォローするETIC.の山内さん辰巳さん。
ハンズオンのなみさんたち。てんとーむし団のみどりちゃん。
石巻の赤十字病院の石井先生。P-Catの林先生や山上先生や・・・。
ボランティアのきっかけをくれた、華丸さん&べんさん。
南三陸観光バス株式会社の高橋さんご夫婦との出会いも、
心に響くものでした。(本当に書ききれない!)

私自身は、少し前に離れていますが、
8月末、つなプロもいったん終わり、ひとつの区切りを迎えます。

心のケアを必要としている子ども達や
コミュニティ分断されている仮設住宅や、いろいろ気になることもありますが、
~被災地の生きがい仕事と生活の足をつくろう!~「ぐるぐる応援団」を、
まずは、改めて、きちんとトライしたい、と思います。

継続的に、被災地の交通の足やコミュニティの問題をサポート
しつづけるために、継続的に、事業としてまわせるようにしていきたい。
いつか終わる支援ではなくて、
長く、地元の人と寄り添っていけるように仕組みを作るフェーズに
移りたいと思います。

先ほど、せんだい・みやぎNPOセンターの代表の加藤哲夫さんが
お亡くなりになったという訃報を聞きました。
1度しかお会いしなかった方ですが、
人と人とのつながり、社会的な事業の意味について、
心のこもったお話を伺いました。
被災地に来て、縁がつながらなければ、一度もお目にかかることさえなかったであろう方。
たった一度でも、生の言葉を聞けたことも巡り合わせなのかもしれません。

必要とされる正しい価値を生み出せば、活動のための資金も人もついてくるはず。
ボランティアというよりは、価値の高い仕事をしていきたい。

7月末から8月にかけて、なぜ、被災地に居続けるのか。
何ができるのか。いろいろ、問いかけられることがありました。
夏を経て、いろいろな方たちのアドヴァイスも頂いて、
人との出会いに恵まれて、方向性が強く、自分の中に出来た気がします。

私の強みと本業は、現場の声を聞いて、商品やサービスを適切な方たちに届けること。
クライアント様の商品やサービスを誰かに届けることだけではなく、
今からの社会に必要と思うサービスや価値を、
自分自身で、人と一緒に、つくりだせる主体者になりたいと思います。
今の私のクライアントさんにも、その上で、さらによい仕事が
できるようにしていきたいな。

ひとりごとのような、長いつぶやき。

なべちゃん、ひろちゃん、良雄さん、高橋さん、宮井さん。
特によろしくお願いします!