毎日暑いですね
暑くなると怖い話の時期ですね
が、私は霊感とかの類いが全くなくて
いつも人様が期待するようなスリル満点の話を持ち合わせていなく申し訳ないのです(笑)
たったひとつ
これは、あれだな、と思うものはありますが
親しい人に話すと居た堪れない空気になるので、人前で披露したことはありません。
私には兄がいまして
20歳の誕生日を迎える3日前
居眠り運転の交通事故に巻き込まれて死にました。
いつもと変わらない普通の夜に
いきなり警察から電話があり
病院名を告げられて、すぐに行ってくれと言われ
私達はちょっとした事故だと思ったんです
いや〜、参ったよ〜、車ぶつけたわ〜
くらいのものかと思っていたんです。
知ってますか?
警察って、死んでいても
死んでいるって教えてくれないんですよ
病院に着いた時、兄はもう死んでいました。
10トントラックの下敷きでしたから、そりゃあもうぐっちゃぐちゃでしたよ
まだ検死も終わっていなかったので、霊安室にはいなかったです
救急のストレッチャーの上でした
それは、救急からそのまま葬儀屋さんの車に乗せることになって、私は兄のそばで葬儀屋さんの車がくるのを待っていた(親は手続きもろもろ)
真夜中2時に
当時兄くらいの年代では、セカンドバッグが流行っていたんですけど
この日兄はバッグを持たずに出かけていたみたいなんです。
救急の入り口で、ぐちゃぐちゃの兄の横に座っていたら
外から鈴の音が聞こえてきました。
猫?
と思ったけれど、そんな感じでもない
安っぽい、縁日のくじ引きで当たるような鈴の音でした。
ガロンガロン、みたいな(笑)
あぁ、逝ったんだな
本当に死んだんだな
なぜかそう思って
家に帰って見た兄のセカンドバッグには
ごちゃごちゃしたものと
鈴が入っていました。
出かけるからカバンいるよなぁ
気に入ってたからなぁ、これ
コーディネートはこーでねーと、とか言って仕上げに持ってたからなぁ
あの短時間にわざわざ取りにきたのかぁ…
あ〜…、逝っちゃったんだなぁ…
本当に逝っちゃったんだなぁ
と今でもあれは不思議な体験でした。
これを人に話すと
悪い事聞いてごめんね的な空気になるので言ったことはありませんが
最後まで
オシャレな人でしたね。