中学生の娘は期末試験の時期です。
本人の感触では、試験で最大のパフォーマンスが発揮できる血糖値は160から180です。
このくらいの血糖値のときは、会話をしていても立て板に水のごとく饒舌になりますので、あきらかに頭の回転はよさそうです。
1型糖尿病患者であれば、良し悪しは別として、血糖値を高めに調整することもできます。
一般に健康な人の血糖値は上限が140くらいでしょうか。
試験のために血糖値を高めにしておくという手法は患者ならではです。
しかし、うまくいかなければ健康を害するだけですので、お勧めはいたしません。
実際、試験期間中は血糖値がきわめて不安定です。
頭を回転させると、それだけで血糖値は急激に下がりやすくなります。
朝、少し高めに調整した状態で試験に臨んでも、昼食前には低血糖に陥ることもあります。
それから血糖値をあげると、結果として一日の間の上下幅が大きくなってしまいます。
試験がない日に比べ、試験期間中は顕著に血糖値が上下します。
もっとも安定しているのは学校が休みで、一日中、家でのんびりしているときです。
休みの日はリブレで見る波もなだらかです。
それに比べ、試験期間中の急降下、急上昇の波はみるからに危険そうです。
試験はたいてい午前中に3科目ですので、1科目終了ごとに補食をちょうどよくとればよいのでしょうが、それが簡単なことではないようです。
成績がよくなかったときは血糖値のせいにできるのが救いです。