住宅展示場の浴室へ。

広い・・・ウチの2倍くらいの大きさだ。

 

何せバスタブが大きい。

足を伸ばせるどころか、寝られるくらい。

こう言ってはいけないが、意識が遠のいたらそのまま水中へズブズブと・・・の可能性が高い。

 

床の上に乗ってみてください、と言われて入ってみると、柔らかさがある。

タイルとは全然違う感触。床に触ると冷たさがない。

 

排水口が3つのパーツで構成されていて、週に一度洗えばよく、手入れが簡単と言われた。

目の前でパーツを取り出して見せてくれた。

 

・・・正直、微妙。

ウチの排水口はストレートな菅の上に隙間のあるフタが載っているだけ。

フタにネットをかぶせて髪の毛や細かいゴミを取りやすくしておけば良いだけ。

フタの裏は汚れるのでネットを外したときにチェックして適宜洗う必要があるにしても、30年前の方が単純なつくり。

 

次に浴室に洗濯物を干すかどうか聞かれたが、これは必須。

平日は外に干さない。

浴室暖房乾燥機がバスタブの上についているので、物干し竿もバスタブの上だ。

今まで手前に物干し竿が付いていたので、浴室に踏み込まなくても干せたのだが、今後は浴室に入って行って干さないといけない。わずか数歩でも行き来するのと、同じ場所で済むのとは違う。

特に出勤前の時間がないときは切実。

 

次に洗面台の前に案内された。

一目見て高級感がある。

照明にしても、洗面台下の引き出しのデザインも、まるでホテルのよう。

収納力がありますと言いながら引き出しの中を見せてくれた。

扉を開けて配管が見えるタイプだと中が広いようで、モノをしまうには棚を付けたり、カゴに入れたりする必要があり、意外と入らないし、ごちゃつきやすい。

G(ごきかぶり)様と遭遇することもあった。

一方、この洗面台の引き出しは2段に分かれているから用途も分けられる。

整理整頓しやすいし、配管を見ることがない。

 

大きさは違うにしてもこれらがウチに来るとなると、浴室と洗面所だけ異次元空間だ。

 

 

その後、せっかく来たのだからと寝室、キッチンと見せていただいたが、とにかく広く高級感にあふれている。

キッチンは天板だけでなくシンク部分も人工大理石だった。

継ぎ目がないから天板とシンクの間の隙間に黒い汚れがたまることもない。

キッチンの床はタイルだった。

色調をグレーでまとめるのが流行りだそう。

 

最後に着いたのがリビング。

「では、こちらで打ち合わせをしましょう。その後お宅にお伺いし、現状を確認させていただきます。」

ふかふかのカーペット、大きなソファー。

よそのお宅にお邪魔したような気分で、打ち合わせが始まった。