痛みごと海に還して。
波打ち際で
満潮の時を待つシーグラス
岩に当たって砕けてしまった
伝わらなかった
ボトルメッセージが
泣き出して仕舞うから
独りで居たのに 何故
砂浜の恋人たちは
次の夏
何を想う
幾つもの波に
身体を擦られ
高波に打ち上げられて
ひとり
灼熱にも
身体を濡らさぬ夏が過ぎ
雲の形で
秋を知る
…ねぇ
見つけて
見つけて
見つけたら
君の手のひらに
そっと乗せて
ひとおもいに
海に投げてください
波の中でだけ光る
シーグラス
子供の声
遠くなる
波にさらわれて
もう二度と
会えなくなる前に
見つけて
見つけて
見つけたら
一度だけ空に透かして
少しだけぎゅっとして
ひとおもいに
海に投げてください
秋の空が
泣き出す前に
「シーグラス」 詩/MIO 画/SUIREN
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打ち寄せられた思いのカケラを
一つずつ
そっと拾い集めて
空に翳して
光を受けて
この手に握り締めて
どれだけの時が
過ぎたの
どれだけの旅を
続けて来たの
思いのカタチは
もう元には
戻らなくて
波に幾度も洗われて
それでも
思いは消えなかった
小さなカケラになっても
ここにたどり着いたね
空に翳して
光を受けて
この手に握り締めて
切なく
たよりなく
光る思いを
抱きしめる
海に託された
思いの
カケラ
「思いのカケラ～シーグラス～」 詩／稜 画/SUIREN
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尊敬するパステルアーティストのSUIRENさんと、
包み込むような言葉の使い手、詩人の稜さんとの
コラボレーションが実現しました。
SUIRENさんの記事に、竹原ピストルさんの
「シーグラス」という楽曲がUPされていたのを読んだ
稜さんとアタシが
シーグラスに関連した詩を書いたことをきっかけに
SUIRENさんにお声掛けさせて頂き、
素晴らしい絵を描いて頂きました。
この絵は、もともと１枚の絵で描かれていたものを
真ん中から2枚に分けて、
稜さんと、アタシの詩にそれぞれ付けて下さいました。
落としたシーグラスを受け止める２つの右手。
はい、一人ではないんです。
あったかい…・°・(ノД｀)・°・
このアイデアにビックリしたのももちろんですが、
SUIRENさんの感性に相当驚き、鳥肌が立ちました。
また、改めて稜さんの言葉の温かさ、包み込む力の強さを
再確認出来て、ホントにワクワクするコラボレーションとなりました。
「ゆる同」三人娘のコラボです♪
楽しくて踊ってしまう（笑）
まだまだ続けて行きましょー☆
稜さん、SUIRENさん、ありがとうヾ(＠^▽^＠)ﾉ