オルフェーヴルのブログ

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一昨日から公開されている、連合艦隊司令長官 山本五十六。
役所広司さんを主演に迎え、香川照之さんや阿部寛さんや柳葉敏郎さんといった、日本を代表する名優が一同に介した話題作でもあります。

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物語の主人公である山本五十六長官は、新潟県長岡市出身の方で、先見性と人情に溢れた方だったと言われています。

大艦巨砲主義が主流だった当時おいて、いち早く航空戦力とそれを運用する空母に着目し、戦闘機の量産化を成功させ、真珠湾奇襲作戦を成功させています。
ですが、この真珠湾攻撃の本当の目的は、アメリカ太平洋艦隊の空母と戦闘機の殲滅だった為、基地の壊滅には成功したものの、結果的には失敗だったと言われていますが、後にアメリカ太平洋艦隊総司令だったミニッツ大将は、「山本提督は世界でも類を見ない名軍人だ」と語っています。

そんな山本長官の人柄を表す名言や格言があり、とても有名です。


~してみせて
言って聞かせて
させてみて
誉めてやらなれば
人は動かず~

この名言は、米沢藩主である上杉鷹山公の格言である
~やってみせ
言って聞かせて
させてみる~
という有名な格言に誉めるという要素を加える事で、理性と感情に訴えて、部下を育成しようとした山本長官の人柄が伺えます。

山本長官の最も有名な格言(男の修行)は、現在の警察や海上保安庁や自衛隊の規律を統制する為の訓示として活用されています。

苦しい事もあるだろう。

言い渡い事もあるだろう。

不満な事もあるだろう。

腹が立つ事もあるだろう。

泣き渡い事もあるだろう。

これらをじっとこらえていくのが、男の修行である。

誰よりも戦争を反対した本人が、戦争を終わらせる為に戦わなければいけない苦悩。最後は、前線基地視察の途中。敵航空機に自身の搭乗した機体を撃墜され戦死した山本長官。
それは、味方の通信兵が誤って、長官の視察スケジュールを信号送信したものを、傍受された形で行われてしまいました。(デイリンジャー作戦)

太平洋戦争が終結して70年になる現代において、山本長官が何を伝えたかったのか…。

きっと、この星に暮らす誰もが穏やかに暮らせる毎日を願っていたに違いありません。

とても素晴らしい作品でした。