13:05に診察室に呼ばれて話をしたあと、ひたすら待ちぼうけ。
13:50、お腹空いたのでカバンに忍ばせていたゼリー飲料を飲んでしのぐ。持ってきたおにぎりはやはり喉を通らない。
病院にいるんだから安心は安心だけど、その後父がどうしてるのかわからない。
14:00、看護師が、着ていた服を渡しにきた。
おそらく病院の入院着かなにかに着替えたんだろう。
まだMRIの順番があかないため、もう少しお待ちください、と。
さっき言ってた首のMRIまだ撮れてないのかな?
確かに医師からの説明でも、頭部のMRIの話しかなかったし。
14:15、ようやくMRIを撮るために移動してる父発見。
15:00頃、やっと病室に案内される。
その時に医師から父の状態を聞いた。
かなりの脱水状態であること、炎症反応が高いこと、MRIでは気になる点がなかったこと、動かないのは脳梗塞とか神経からくるような『麻痺』ではなく、脱力状態であること(動くには動くけど力が入らず体を動かせない)
さっきと話はかぶるな。
力が入らないのが、ミネラルなどが不足して…って事もあるので、それが原因とはわからないけど、多方面から様子を見ながら…という感じになります。と。
そして、医師から続けられたのは『万が一』の時の話。
心肺停止などの状態に陥った時、どこまで対応するか、という話。
やれる限り延命処置をするのか、
でも心肺停止の時間によっては蘇生しても植物状態になる可能性もある。
そうしてでも延命するのか、否か。
一度人工呼吸器を取り付けたら、途中で「やっぱりもういいです、外してください」という事は法律上できないので、あらかじめどこまでを望むのか教えて欲しいと。
私に今それを決めろと??
一人でそんな事決めらるわけない。
お父さん本人に聞く?
そんな事聞いたらきっと「あんた達に迷惑かけたくない」って言う気がする。
少なくともお母さんはすでに自分の最後を遺書という形で示していて、痛みを取り除く以外の延命は希望しない、と言われてる。
本人にそう言われても、いざ目の前で「もう大丈夫です」って言えるのか、わからないってのに。
お父さんはよく言うの。
「俺は霊感みたいのがあって、誰かが死ぬ時は必ず予兆みたいなものを見る」
その父がこの前言ってたの。
「夜中に嫌な影を見た。俺も長くないのかもしれない」と。
実際その後から体調不良が続いてるらしくて。
でもお父さんはまだ生きたいと望んでる。
それは伝わる。
覚悟はしてても、諦めてる訳ではない。
やりたい事、やらなきゃいけない事がたくさんあるって。
でも自分の最期を感じてるからこそ、私に色々な事を引き継いでるんだよね…
辛い
辛い
辛い
一人で抱え込むのは辛い