大学時代、あたしは新宿のダーツバーでアルバイトをしていた。
歌舞伎町とか新宿の中心街ではなく、明治通りも越えてほぼ二丁目付近の
小さな店だ。
そのあたりには落語?の末広亭とかちょっとした隠れ家的バーなどが多く存在してて、
商店街を中心に小さなコミュニティーが形成されているような場所だった。
客層もアヤシイ雰囲気の常連ばかりだった。
常連の中に、週に4回は必ず店に立ち寄ってくれる、ものすごくガタイのいい
職業も年齢も不詳なオジサマがいた。
名刺を見る限りは公務員・・・悪い人を取り締まる系の。。。
でもどう見てもえりあしだけ金髪にしてるし、虎柄のシャツとか着てるし
話し方もお下品極まりなく(失礼
)とてもそうは見えない人だった。
彼は何故かやたらとあたしを可愛がってくれ、いろんなところに連れまわすようになった。
今思えばどうして四課の刑事があんなにパーティばっかやっていたのか謎なんだけど。
芸能人や格闘家ばっかのパーティ。どこで知り合ったのか知らないけど
そんなんにあたしはしょっちゅう連れまわされていた。
そこで出会ったのが、某キックボクシングの選手さん。
あたしは格闘技にはぶっちゃけ詳しくなく、興味もなくしかもマッチョが嫌いで、
だからすみっこでひたすらウォッカを飲み続けていた。
刑事の彼は知り合いに挨拶まわりをしていて、あたしは一人だった。
そんなときに話しかけてきたのが、キックボクシングの彼だった。
後から知ったのだけど、キックファンは知る人ぞ知るそこそこ有名選手らしく?
それなりに自分に自信を持っていたのにあたしがまったく興味を示さなかったことにひどくショックを受けていたらしい。
確かにミーハー心も湧かなかったし・・・
なのでその日はちょっと酔っていた割にはちゅーだけして帰りました。(笑
「だってマッチョは嫌いだしー 腹筋割れてたらちょーキモイもん」
とか翌日友達に話してみたり。
でも彼の裸は、あたしの想像とは全然違っていた。
気持ち悪いほどのマッチョでもなく、むしろ引き締まっててとてもきれいだった。
まぁあたしがそれを知るのは、もう少し先の話だ。