この頃ずっと雨ですが、
この日も曇り空でした。
大体出来てきた衣装を試着していたら
急にまりなが
「ギャアアアーーーーーーー
怖いぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃ
ウガァァァァァァァ」
と叫びだしたので、
なんだか分からなかったけど、
とりあえず澪も「キャー
」と悲鳴をあげながら一緒に逃げました
部屋の外に出てまりなの話を聞いてみると、
何と
紙袋に描いてある女の子が笑った
というではありませんか
澪は紙袋が笑ったところを見ていないから、
まったく怖くなかったのですが、
万が一女の子が
部屋に立っていたら怖かったので
脱ぎっぱなしにしてしまった衣装を取りに
部屋には入れませんでした。
まりなが見たものを話した直後に
急に雨がザーっと降り出して
、怯えたまりなが力んだ瞬間に
まりなよりも先に走り出しました
一目散に１階まで走ったあと、
部屋の中に脱ぎっぱなしになってしまった衣装は
忘れた頃にとりに行こうと決めて、
二人で澪が好きな紅白のＤＶＤを見ようと思ったのに
ＤＶＤが見つからなくて
この際だからこの間のトイレの花子さま体験談をまりなに
話たら、本気で怖かったらしく
まりなの頬に涙が・・・
こうなったらと思い、
他のお化けの話もいろいろしてたら
パパが補習校に皆のことを迎えに行く時間になり、
この家に二人っきり！？？と新たな危機を感じ、
一緒に補習校に行くことにしました
パパに部屋までついてきてもらい、
衣装を取って、
パパに紙袋を見てもらったら
「別に笑ってないね」と一言。
あの紙袋にはあれから一度も触っていません。
まりなはこれが初めての怖い体験だったらしいので
記念にあの紙袋をあげようと思っています
この体験で分かったこと：
自分よりも怖がっている人がいたら、自分の恐怖心は薄れる。
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