
トリマーは職人です。
トリマーに必要なのは、
「技術知識」 「経験」 「技」
この3つが必要になります。
「技術知識」は学校で教わったり、上司に教えてもらったりして習得できますが、「経験」と「技」に関しては、時間と訓練が必要です。
経営者がトリマー経験者でない場合、トリマーの専門学校を卒業したら犬のカットが普通にできると思っている方がいますが、実際はそうではありません。
●お客様の犬をプロレベルでカットできるようになるのが3年
●自分の思い通りのカットが表現できるようになるのが5年
人によってばらつきがありますが、大体このラインだと思います。
ただ年数だけやってても上達しないケースがあります。
それは 『きちんとした指導者がいない』 場合です。
そのケースを何度か見ましたが、話を聞くと職場に教えてくれる人がいなくて、いきなりカットをやらされていた様です。
このような職場では、本人がものすごく努力して勉強しないかぎり上達しません。
また、非常に犬に怪我をさせる可能性が高いです。
ミンティドッグは、段階を踏んでトリマーを育てています。
①中短毛種のシャンプーブロー
↓
②カット犬種のシャンプーブロー
↓
③バリカンによるカット
↓
④鋏による身体のカット
↓
⑤鋏による顔のカット
①~⑤を1つずつクリアしながら進めていく事で、犬の動きや補ていの仕方などもわかるようになり、事故がなく安全にトリミングができるようになります。(ちなみに①が4~6ヶ月ぐらいでしょうか)
また、トリマーは犬の病気や人畜共通感染症にも詳しくなくてはいけません。
例えば小型犬のシャンプーで1~2時間、カット犬種で3~4時間
これだけの時間、犬の身体の隅々まで触り、毛の根元までめくるようにしてブローしてる訳ですから、犬に異常があれば一番わかりやすい立場にいます。
そのトリマーが、皮膚疾患、腫瘍、関節の異常、身体の腫れ、などを見落としたり、異常と思わない事は、トリミングに来た犬にとって、治療の機会を逃す事になり大変不幸です。
また、人に感染するような疾患を持っていそうなら、すぐに飼い主さんに報告して病院に行くよう勧めなくてはいけません。
人畜共通感染症に詳しくないと、トリマー自身の健康も危うくなります。
それから、道具にこだわらないトリマーは駄目です。
一番最初に学校で支給された鋏はプロでは通用しません。
・7万~10万円ぐらいの仕上げ鋏が2本(毛質によって使い分けるため)
・5~6万円のスキ鋏が2本
・ひげ切バサミが1本
・バリカン本体2台
プロならこれぐらい用意して欲しいところです。
ミンティドッグはバリカンの刃はお店で用意しています。(個人で用意させる店がほとんど)
バリカンの刃をお店で用意して、定期的に研ぎ屋さんに研いでもらう事により、バリカンの仕上がりを一定に保つためです。
やはりトリミングを行っているお店のオーナーはプロトリマーであるべきだと思います。
例えば工務店の社長がノコギリも満足に使えないど素人だったらどうでしょう?
技術面も仕事の出来も職人にまかせっきり。職人も馬鹿にしてついてこないと思います。
そんな工務店に家の工事を依頼したいでしょうか?
トリマーの世界も職人として同様だと思います。
その他に、躾、食餌、生活環境、習性、ハンドリング、交配知識、純血種の知識、などなど
トリマーとして職人として必要な事は沢山ありますが、長くなるので・・・
最後に。
プロトリマーとして一人前になれる方は100人に1人。
一流トリマーになれるのは本当に一握り。
トリマーは職人です。
ミンティドッグ