わたしが育ったのは、田舎。
バスの本数も、電車の本数も
とっても少ない。
スーパーまで、車で20分はかかる。
不便な田舎。
そんな田舎を出てから、もう10年に
なるだろうか。
今は田舎が恋しくてしょうがない。
今の生活は便利な場所で、
歩いたらすぐにコンビニに行けるし、
スーパーだって、車で数分で
行ける暮らし。
けど、田舎のような、田んぼや、
綺麗な小川や、夕方になると
聞こえてくる蛙の合唱も
何にもない。車の走る音ばかり。
わたしは川が流れていく音が
とても好きで、雑木林をゆらゆら
揺らす風の音も透きだった。
不便な生活だったかもしれないけど、
心が癒される自然がいつも
目の前にあった。
根っからの田舎気質なわたしには
都会暮らしが窮屈になってきた。
けど、夫にその事を話しても、
反対されて終わってしまう。
一緒に住んでくれたら、本当に嬉しいのに、
絶対に無理な話なんだよね。
10年前のわたしは、自分が
こんなに田舎を愛していたなんて
自覚がまるでなかった。
もやもやする毎日に何とか活を入れて、
日々、暮らしてる。
こんな理由で毎日
悩んでいる主婦って
わたしの他に誰がいるんだろうか。