天皇陛下が佐賀にやってきた。
国スポが終わり、県庁のバス降り場から降りると遠くから「天皇万歳」と声がする。
同じ30代〜40代の母親たちは、「え??なにこの声…」と当惑した。確かにこの近くのホテルで天皇陛下がお泊まりなのは知っているが…。
私は、「夜にそんな大声で天皇万歳なんて、天皇様も寝れないんちゃうか??もしかして右◯か??」と思ってしまった。他の母親も「怖い…」と言っている。
その話を父に話すと「違うわ神社が主催する奉迎提灯行列や。そういうのがあるの。お前たち世代は知らんのか?」と呆れられた。
知らんかった…。疑って悪かった。
しかし、同じバスに乗っていた同年代の保護者たちも知らなかったから、私だけではないようだ。考えてみれば、こんな田舎の佐賀に天皇陛下がやってくるなんて滅多にないし、初めての経験だった。
話は変わるが、旦那の会社も「今日、天皇陛下が会社の前を通るから草むしりするんや」と朝早く出て行った。改めて思い知る天皇陛下の凄さ。天皇陛下が通るだけで、道は綺麗になる。そこら辺の政治家や芸能人と次元が違うな。
あと、天皇陛下は別格と思ったのが、国スポの時、佐賀県知事や大臣の挨拶の言葉は「早く終わらないかな」思ったが、天皇陛下だけは、妙に背筋がシャンとした。他の人もそんな感じだった。
やはり、伝統というのは凄い。普段は、全くそんな事考えた事もないのに、そんなことを思う自分が不思議な感覚だった。