1月のミニ発表会のオーディションが終わった。


今回は、19世紀のウィーンとパリが舞台で、作曲家のリストを題材にしている。


とにかく課題曲が難しく、正直「厳しそうだなぁ」と思った。それでも一生懸命やっていたが、雰囲気的に選ばれそうではなかった。


見込みがある子は、2次審査があるのだが、今回は呼ばれなかった。それでも、土曜日にもしかしたら課題曲を歌う可能性があるので、とりあえず練習するように言われた生徒たち。


ガッカリするもの。やる気を失うもの。最初から無理と諦めてるもの。切り替えてダンスの練習をするものなど子供達の反応は様々だった。


長女は、淡々と練習をしていたが、やはり詳しかったらしくお風呂では落ち込んでいた。確かに頑張って練習してたもんな。


選ばれた子たちは、本気で全勢力を注いでいるような子供たちばかりで、先生の歌の個人レッスンや外部のボーカルレッスンを習っている子が多い。発声方法が最初から違うので、「やっぱりこのメンバーか…」と思ってしまった。


子供たちのやる気は当然だが、ぶっちゃけ親の財力もある。ただ、ものすごく才能がある子は、この限りではない。


正直、悩んでしまった。長女は本気で選ばれたいと思っている。ただ、個人レッスンまでする余裕があるかと聞かれれば微妙…。


塾、ミュージカル、お絵描き教室をしているので、これ以上はね…。あと、全てをミュージカル教室にかけることに親としては悩んでしまう。


長女からは「私も歌の個人レッスンに行きたい」と言われてしまった。


「もし、やるなら家で必死で練習をしないとOK出せない。あと、月2回までが個人レッスンは限界や」と話した。


次の日、長女は再び歌とダンスの練習をしていた。「やっぱり、選ばれた子はうまかったもんな」と言う長女。本気の習い事は、親も子も苦しい方の方が多いなと思う。